会社ぐるみ偽装（信頼低下と収益への悪影響懸念）
市場ではＳＲＩ社会的責任投資の重要性が高まっており
不祥事企業からは資金離れが加速
企業の反社会的な行為に対し、市場は敏感に反応


耐火材１万件を調査へ　性能偽装問題で国交省・・遅いぞ

ニチアスと東洋ゴム工業が建築用耐火材の性能を偽装して
大臣認定を取得していた問題を受け、国土交通省は、
約１万件あるすべての防火・耐火建材の大臣認定について
性能が満たされているかどうか調べる方針を固めたとか。

性能試験での不正に対する建築基準法上の罰則の新設も検討すると。
冬柴国交相が６日午前の閣議後会見で明らかに。

対象件数が膨大なことから、調査は自社製品の性能を調べ直すよう
各メーカーに協力を求める形になりそう。

調査の信頼性を保つため行政サイドによる抽出調査を加える
可能性も。

東洋ゴムの偽装について冬柴国交相は会見で
「性能評価機関が見破るのは難しい。手が込みすぎている」と批判。

刑事責任が問えるかについて
「（ニチアスと同様に）詐欺罪の構成要件を完全に満たしていると
思う」との見解を示した。
建築確認といい、問題山積みだよ。
しっかりしてくれ！ 冬柴くん・・


断熱パネルでの防火認定の不正取得
ではこの件に関する対策費用として約４０億円を見積もっているが、
業績に与える影響は、どんだけ～

社長辞任や同事業からの撤退も検討しているよう。
担当幹部は発売当初の15年前から偽装の事実を把握していたと
報じられており、会社ぐるみの偽装による信頼低下と収益への
悪影響を懸念した売りはあたりまえ・・
07年３月期の断熱パネル事業の売上高は約10億円とみられ、
同期の連結売上高（3204億円）に占める比率は小さい。
ただ、今期は改修工事などに伴う費用が収益を大きく押し下げる
可能性が高い。

同様に住宅用建材の耐火性能偽装を嫌気して連日で
値幅制限の下限ストップ安まで下落しているニチアス（5393）の
連想もあって、投資家は手じまい売りを加速はどこまで続く？

9日、08年3月期の連結純利益が前期比22％減の
47億円になる見通しと発表。従来予想は18％増の71億円で、
一転減益に。断熱パネルの耐火性能を偽装していた問題で、
改修工事などの費用40億円を07年9月中間期に特別損失として
計上するため






洋ゴムはまたも防火認定の不正取得判明で売り気配(東洋経済新報社)
2007/11/06(09:32)
http://minkabu.jp/stock/5105/news/7175