綜研化学、前期経常を12％上方修正

　綜研化学 <4972> [ＪＱ] が4月14日大引け後(15:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の16.5億円→18.5億円(前の期は20.3億円)に12.1％上方修正し、減益率が19.0％減→9.2％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の7.7億円→9.7億円(前年同期は9.7億円)に25.9％増額し、一転して0.2％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2020年3月期通期の業績につきましては、ケミカルズの需要に回復の動きが見られたものの、国内での設備投資に対する慎重姿勢が続くなか装置システムの受注が伸び悩み、売上高は想定を下回る見通しです。一方、利益につきましては、コスト削減に努めたことや、中国持分法適用関連会社の出資持分譲渡に伴う法人税等の減少、黒字基調に転じた中国子会社での繰越欠損金に係る繰延税金資産の計上などにより、前回公表値を上回る見通しであります。　なお、コロナウィルス感染拡大による事業環境の悪化が懸念され、現在情報収集に努めており、今後の事業活動や業績に対する具体的な影響が判明しましたら速やかにお知らせいたします。（注）当資料に記載している業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると　　　判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。