トーセが４日ぶり反発、「ニンテンドースイッチ」向け開発案件増加で１８年８月期は大幅増収増益見通し

　トーセ<4728.T>が４日ぶりに反発している。１０日の取引終了後に発表した１８年８月期の連結業績予想で、売上高５６億５４００万円（前期比２０．２％増）、営業利益５億１０００万円（同６５．７％増）、純利益３億８００万円（同４７．１％増）と大幅増収増益を見込んでいることが好感されている。

　試作を含めて「ニンテンドースイッチ」向けの開発案件の依頼や引き合いが増加傾向にあるほか、前期に開発を完了した大型のスマートフォン向けゲームに関するプロモーション活動に連動した運営事業を行うことで、業績向上を図る方針だ。

　なお、１７年８月期決算は、売上高４７億５００万円（前の期比３．５％減）、営業利益３億７００万円（同１８．６％増）、純利益２億９００万円（同２．３倍）だった。大型のスマホ向けゲームの開発案件で、顧客の要望により開発スケジュールが変更となり、開発売上高や運営売上高が減少し売上高は計画未達となったが、販管費の削減が奏功して営業利益は従来予想の２億３３００万円から上振れて着地した。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）