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<6857> アドバンテス 4034 -212大幅続落。前日の米国市場では10年債利回りが07年8月以来となる4.8%台にまで上昇しており、特にハイテクなどのグロース株は金利上昇を嫌気する展開となっている。米SOX指数は2.1%の下落となっており、本日の東京市場での半導体関連株売りにつながる状況へ。米国では8月のJOLT求人件数が961万件となり、市場予想の881.5万件や7月の892万件を大幅に上回り、労働需給のひっ迫懸念が再燃する形となっている。
<7261> マツダ 1494 -111大幅続落。上半期末権利落ち後の下落率は15%の水準にまで達している。同社のみならず自動車株全般に売りが波及し、本日も同社のほか三菱自動車や日産などが下落率上位に。全般的なバリュー株売りの流れが継続しているものとみられる。また、為替市場でドル高円安基調が続いていることは支援だが、前日には為替介入が意識されるような動きも観測されており、一段の円安進行余地が狭まりつつあることも警戒視。
<3035> KTK 510 -68大幅続落。前日に23年8月期の決算を発表、営業利益は3.6億円で前年同期比10.6%
減となり、従来計画の4.3億円を下振れて一転減益に。サプライ事業が縮小したほか、退職給付費用などの販管費が増加したもよう。一方、24年8月期は3.8億円で同5.2%増の見通しとし、年間配当金は前期比1円増の16円を計画。上半期を中心に販管費の増加を見込むとしており、従来の前期予想を下回る利益水準をネガティブに捉える動きへ。
<3186> ネクステージ 2050 +1朝高後、値を消す。前日は業績予想の下方修正発表を嫌気して大きく下げたが、本日は決算説明会などを受けて先行き不安がやや後退する展開となっているもよう。
同社で発覚した保険契約の偽造に関しては、最終消費者に不利益を与えるビッグモーターとは性格が異なるとし、金融庁や国交省から現時点で問題などは指摘されていないとしている。また、営業インセンティブ廃止による小売の粗利に関しても、競争緩和で改善しやすい状況としているようだ。
<4684> オービック 22795 +350反発。上半期営業利益は前年同期比15%増の350億円強になったもようとの観測報道が伝わっている。上半期としては23年連続で最高となったもよう。人手不足に伴う企業の業務効率化ニーズを背景に主力のERPの販売が伸長、インボイス制度への対応で中小企業からシステム改修などの需要が増えたことも追い風と。第1四半期実績の同16%増からサプライズは乏しいが、業績の安定感確認でディフェンシブ性に関心も向かっているようだ。
<3607> クラウディア 465 -17大幅続落。前日に23年8月期の決算を発表している。営業利益は5.5億円で前期比5.3倍となり、第3四半期に上方修正した数値5億円を上振れる着地に。一方、24年8月期は6億円で同8.4%増の見通し。収益急回復が続いてきた中、増益率の鈍化見通しをマイナス視する動きが先行しているようだ。緩やかな市場回復の継続を見込むが、原価率の上昇を想定しているようだ。なお、年間配当金は記念配2円を含め、前期比3円増の10円を計画。
<7297> カーメイト 1033 +150ストップ高。東京大学、柏市、その他関係機関と共に、電気自動車を走行中に給電する技術の開発に取り組んでおり、10月から実施される日本初の公道実証実験にも参画していると発表している。同社は車載機器と送電コイルの制御装置間の通信技術に携わっており、走行中の給電状況などのデータをスマホアプリで可視化するシステムを東大グループと共同で開発しているもよう。EV関連の一角として急速に台頭する展開となっている。
<2685> アダストリア 3070 -175大幅反落。前日に9月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比0.4%
増となり、19カ月連続でのプラス成長となっている。客数が同2.7%減となった一方、客単価が同3.2%増となった。前年と比較して気温が高く、中旬までは夏物が販売の中心で、月末にかけては秋物への移行も進んでいるもよう。ただ、直近では決算が好感されて大きく上昇した経緯もあるため、増収率が大きく鈍化する状況となっていることをネガティブ視の動きに。
<9983> ファーストリテ 31360 -620続落。前日に9月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比4.6%減となり、3カ月ぶりのマイナスに転じている。客単価が同2.3%上昇した一方、客数は同5.2%減少している。月前半は夏物商品の販売が好調だったものの、月後半は気温が高く推移したことで秋冬商品の販売に苦戦したようだ。暖冬が予想されている中で、先行きの売上鈍化懸念があらためて強まる状況となっているもよう。
<3549> クスリのアオキ 9070 +515大幅続伸。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は67億円で前年同期比48.8%増となり、50億円程度であった市場予想を大きく上振れる着地に。販管費の抑制効果が想定以上となっており、据え置きの通期計画178億円、前期比16.4%増などの上振れも期待される状況へ。同時に発表した9月の月次動向も、既存店売上高が前年同月比111.4%増と、2ケタ増ペースへ回帰している。なお、11月20日を基準日とした1:3の株式分割実施も発表。
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