決算プラス・インパクト銘柄・引け後 … 積水ハウス、ステムリム、鎌倉新書 (6月9日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の6月8日から9日の決算発表を経て10日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　ナ・デックス <7435>
　22年4月期の連結経常利益は前の期比60.3％増の14億円に拡大し、従来予想の9.9億円を上回って着地。

★No.2　Ｔ・ＳＣＡＴ <3974>
　22年10月期第2四半期累計(21年11月-22年4月)の連結経常利益は前年同期比28.3％増の1億3600万円に伸び、通期計画の1億9800万円に対する進捗率は68.7％に達し、5年平均の45.0％も上回った。

★No.4　ＳＹＳＨＤ <3988>
　22年7月期第3四半期累計(21年8月-22年4月)の連結経常利益は前年同期比15.9％増の3.4億円に伸び、通期計画の4.6億円に対する進捗率は75.4％となり、5年平均の73.5％とほぼ同水準だった。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<7435> ナ・デックス 　東Ｓ 　 +16.04 　　6/ 9　本決算　　　 14.86
<3974> Ｔ・ＳＣＡＴ 　東Ｓ　　 +4.80 　　6/ 9　　上期　　　 28.30
<4599> ステムリム 　　東Ｇ　　 +4.66 　　6/ 9　　　3Q　　　　赤拡
<3988> ＳＹＳＨＤ 　　東Ｓ　　 +4.19 　　6/ 9　　　3Q　　　 15.95
<1928> 積水ハウス 　　東Ｐ　　 +3.87 　　6/ 9　　　1Q　　　 54.79

<6184> 鎌倉新書 　　　東Ｐ　　 +1.28 　　6/ 9　　　1Q　　　-23.68
<9632> スバル 　　　　東Ｓ　　 +0.80 　　6/ 9　　　1Q　　　 23.47
<7983> ミロク 　　　　東Ｓ　　 +0.57 　　6/ 9　　上期　　　 55.65

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした10日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース