1,797円
富士製薬工業のニュース
日経平均株価
始値 17154.08
高値 17396.84(09:14)
安値 16698.46(14:59)
大引け 16726.55(前日比 -284.98 、 -1.68% )
売買高 27億1881万株 (東証1部概算)
売買代金 4兆1106億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反落、朝方高く始まるも終盤値を崩し1万7000円割れ
2.前日の米株市場ではNYダウが急反発、1兆ドルの経済対策への期待
3.取引時間中に米株先物が大幅反落、アジア株安も加わり市場心理悪化
4.ソフトバンクGとファストリの下げがきつく、日経平均を押し下げる
5.TOPIXは小幅ながらプラス圏着地、売買代金は4兆円超と高水準
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは1048ドル高と大幅に反発した。FRBが短期社債(CP)を買い入れる緊急措置を導入することを発表。また、トランプ政権が最大1兆2000億ドル規模にのぼる景気対策を検討していることが明らかになったことも好感された。
東京市場では、朝方買い優勢で始まったものの日経平均株価は終盤に値を崩し反落、1万7000円を割った。TOPIXは小幅ながらプラス圏を維持した。
18日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが1000ドル超の上昇をみせたことを受け、買い優勢でスタートした。トランプ米政権が1兆ドルの景気対策を検討すると発表、加えてFRBが企業の資金繰り支援のためコマーシャルペーパーを買い入れる措置を行うと発表したことなどを好感する形となったが、いざフタを開けてみると日経平均の上値は重く、後場終盤になって急速に値を崩す展開となった。日経平均寄与度の高いソフトバンクGやファストリテが大きく売り叩かれ、全体指数を押し下げる格好となっている。アジア株指数が軟調な値動きをみせたことや、米株価指数先物が大きく売り直されたことも市場心理を悪化させた。なお、値下がり銘柄数は東証1部全体の6割、売買代金は連日で4兆円を超えた。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>が急落、ファーストリテイリング<9983>も大幅安。武田薬品工業<4502>が値を下げ、KDDI<9433>も安い。ファナック<6954>、アドバンテスト<6857>なども大きく値を下げた。ランドビジネス<8944>がストップ安、日本農薬<4997>、フルキャストホールディングス<4848>も急落した。アウトソーシング<2427>、ユナイテッドアローズ<7606>などの下げも目立つ。
半面、ソニー<6758>が買われ、富士フイルムホールディングス<4901>は大商いでストップ高となる人気となった。任天堂<7974>も物色人気を集めた。オリエンタルランド<4661>が高く、NTTドコモ<9437>も堅調。資生堂<4911>、花王<4452>が値を飛ばし、キーエンス<6861>も上昇。ヤーマン<6630>がストップ高、富士製薬工業<4554>も一時値幅制限上限に買われた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は富士フイルム <4901> 、花王 <4452> 、ダイキン <6367> 、資生堂 <4911> 、リクルート <6098> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約95円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、SBG <9984> 、ファナック <6954> 、KDDI <9433> 、アドテスト <6857> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約260円。
東証33業種のうち上昇は16業種。上昇率の上位5業種は(1)空運業、(2)化学、(3)陸運業、(4)水産・農林業、(5)精密機器。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)不動産業、(3)倉庫運輸関連、(4)情報・通信業、(5)保険業。
■個別材料株
△アスクル <2678>
6-2月期(3Q累計)経常が2.7倍増益で着地。
△DVx <3079>
今期経常を15%上方修正。
△クスリアオキ <3549>
新型コロナでマスク・消毒液の売り上げ拡大。
△ヴィッツ <4440> [東証M]
ブロックチェーンを利用した「WITZ MaaSプラットフォーム」を開発。
△富士フイルム <4901>
中国でアビガンの有効性確認。
△CKサンエツ <5757>
1.13%を上限に自社株買いを実施。
△リブセンス <6054>
74万株を上限とする自社株買いと新卒就活サービス事業の譲渡を発表。
△SMC <6273>
SMBC日興証券が投資評価を「1」へ引き上げ。
△ゼンショHD <7550>
0.97%を上限に自社株買いを実施。
△あかつき本社 <8737> [東証2]
期末配当予想の増額と自社株買いを好感。
▼日農薬 <4997>
今期最終を83%下方修正、配当も3.5円減額。
▼SBG <9984>
「ウィーカンパニー支援の一部見直しか」との報道。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)富士製薬 <4554> 、(2)扶桑薬 <4538> 、(3)ヤーマン <6630> 、(4)富士フイルム <4901> 、(5)日医工 <4541> 、(6)リブセンス <6054> 、(7)アドバネクス <5998> 、(8)エニグモ <3665> 、(9)粧美堂 <7819> 、(10)ポプラ <7601> 。
値下がり率上位10傑は(1)ランビジネス <8944> 、(2)ナルミヤ <9275> 、(3)日農薬 <4997> 、(4)Hamee <3134> 、(5)フルキャスト <4848> 、(6)東祥 <8920> 、(7)キャリアデザ <2410> 、(8)アウトソシン <2427> 、(9)グリーンズ <6547> 、(10)ランド <8918> 。
【大引け】
日経平均は前日比284.98円(1.68%)安の1万6726.55円。TOPIXは前日比2.38(0.19%)高の1270.84。出来高は概算で27億1881万株。東証1部の値上がり銘柄数は835、値下がり銘柄数は1298となった。日経ジャスダック平均は2847.50円(20.24円高)。
[2020年3月18日]
株探ニュース
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