2,893円
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■ヒーハイスト <6433> 316円 (+76円、+31.7%) 一時ストップ高
ヒーハイスト <6433> [東証S]が3日続急騰、一時ストップ高となった。精密加工部品を手掛ける同社はTHK <6481> [東証P]を主要取引先とし、過去には自動車レースの最高峰とされるF1において、ホンダ <7267> [東証P]のレース車向けの部品試作を行っていた。日刊工業新聞は5日、モノづくり企業の連載企画のなかでヒーハイストを紹介。同社の部品が半導体製造装置などにも使われていると記した。これを受け、成長が期待できる中小型の半導体関連株を求める投資家の関心が集まり、引き続き6日も買われる要因となったようだ。株価は2026年にホンダがF1に復帰することが発表された5月の高値を上抜けて推移した。
■内海造 <7018> 7,250円 (+1,000円、+16.0%) ストップ高
内海造船 <7018> [東証S]がストップ高。海事プレスオンラインが5日、内海造船が新たに開発した4万重量トン型バルカーを国内外の船主から受注したようだと報じた。同社株は朝方、一進一退の動きとなっていたが、次第に報道内容を好感した買いが優勢となった。すでに5隻以上の規模の受注を決めたもようだと伝えている。
■IGS <4265> 498円 (+66円、+15.3%) 一時ストップ高
Institution for a Global Society <4265> [東証G]が続急騰。6日、同社とJTB(東京都品川区)が教育活動の効果を測定するシステム「J’s GROW」を開発し、JTBが全国の中学高校向けに提供を始めると発表。業績へのポジティブな影響を期待した買いが入ったようだ。教育活動を約150の構成要素に分解し、生徒の行動特性(コンピテンシー)に与える影響を可視化する。定量化したデータを活用し、学校教育の質の向上などの効果が期待できるという。
■エクスM <4394> 1,028円 (+123円、+13.6%) 一時ストップ高
エクスモーション <4394> [東証G]が4日続急騰。6日、同社とISID <4812> [東証P]が自動車開発支援ソリューションの共同開発などに向けた業務提携契約の締結を発表。これをポジティブ視した買いが集まったようだ。無線通信を経由してデータを送受信し、ソフトウェアの更新などを行う「Over The Air技術」の普及を見据え、ソリューションの開発およびソフトウェアの開発のコンサルティングなど、ワンストップのサービス提供を目指す。ソフトウェア開発領域での豊富なコンサルティング実績を持つエクスMと、ハードウェア設計領域のソリューションなどで強みを持つISID <4812> の協業により、自動車の開発課題の解決につながるソリューションを開発し提供する。
■リョービ <5851> 3,090円 (+250円、+8.8%)
東証プライムの上昇率3位。リョービ <5851> [東証P]が急反発。自動車業界を代表するトヨタ自動車 <7203> [東証P]の電動化戦略に耳目が集まるなか、得意とするハイブリッド車の売れ行きが国内外で好調だ。米国ではバイデン政権が電気自動車(EV)シフトの促進を目的に120億ドル(約1兆7700億円)規模の財政支援を行うことを発表したが、EVのほかハイブリッド車や燃料電池車もその対象に含めるとしており、トヨタの収益環境に吹く追い風が強まっている。そうしたなか、トヨタは大型の鋳造設備で複数のアルミ部品を一つのパーツとして成型する新たな生産技術「ギガキャスト」を新たなEV戦略の一環に掲げており、リョービはこのギガキャストを使う大型車体部品製造に参入する方針が伝わっていることで、関連有力株としての位置付けで注目度が高まっている。なお、株式需給面ではゴールドマン・サックス証券経由で貸株調達によるリョービ株式の空売りが高水準に積み上がっていたが、目先はその買い戻しが株価に浮揚力を与えたようだ。
■さくらネット <3778> 1,392円 (+112円、+8.8%)
東証プライムの上昇率4位。さくらインターネット <3778> [東証P]が急反発。独立系のデータセンター大手でクラウドサービス事業に経営資源を投下している。企業や官公庁のデジタルトランスフォーメーション(DX)需要を取り込み業績は好調、24年3月期営業利益は前期比33%増の14億5000万円を見込む。6月中旬に経済産業省からクラウド基盤の整備を目的とした「クラウドプログラム」の供給確保計画で認定を受け、これを材料に急速人気化し6月20日ザラ場に1750円の高値を形成した。その後は反動安に見舞われたが、8月中旬を境にリバウンド相場に移行している。6日は約2週間ぶりに戻り高値をクリアし、買いに弾みがついたようだ。
■スピー <4499> 3,250円 (+205円、+6.7%)
Speee <4499> [東証S]が続急伸。日本経済新聞電子版が5日の取引終了後、「三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)とみずほFGは企業間決済に使うデジタル通貨で連携する」と報じた。スピーは子会社が三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> [東証P]傘下の三菱UFJ信託銀行などによるステーブルコイン「プログマコイン」を技術面でサポートしており、今後の事業へのポジティブな影響を期待した買いが入ったようだ。「ジパングコイン」の取引システムを手掛けたインタートレード <3747> [東証S]や、デジタル地域通貨の発行プラットフォームの提供企業に出資したアクリート <4395> [東証G]なども買われた。
■フジコーポ <7605> 2,071円 (+127円、+6.5%)
東証プライムの上昇率5位。フジ・コーポレーション <7605> [東証P]が急反発。5日の取引終了後に23年10月期第3四半期累計(22年11月-23年7月)の単体決算を発表した。最終利益は前年同期比19.0%増の34億1000万円となった。直近3ヵ月間の23年5-7月期では8割を超える大幅な最終増益となったほか、第3四半期累計最終利益の通期計画に対する進捗率は91%に上っており、評価されたようだ。第3四半期累計の売上高は同8.0%増の347億7000万円だった。夏タイヤの値上げに続き、第3四半期(5-7月)には冬タイヤの値上げがあった。値上げ前の駆け込み需要が業績を押し上げたという。
■山口FG <8418> 1,265.5円 (+76.5円、+6.4%)
東証プライムの上昇率6位。山口フィナンシャルグループ <8418> [東証P]が急反発。同社は傘下に山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行を持つ金融持ち株会社。貸出金利息の増加により、4-6月期は経常収益が前年同期比22.6%増の456億8000万円、純利益が同15.0%増の87億7300万円と好調。通期でも大幅な最終増益を見込んでいる。大和証券が5日付で同社の格付けを引き上げており、6日はこれを手掛かりに大きく買われた。
■ポート <7047> 2,850円 (+146円、+5.4%)
ポート <7047> [東証G]が続急伸。同社は5日取引終了後、 人材紹介サービスの更なる成長を目指し、本格的に地方展開を開始すると発表しており、これが材料視されたようだ。第1弾として10月2日に、テストマーケティングを行っていた大阪に拠点を開設する予定。同社では地方展開、拠点開設を通じて首都圏以外の求人企業数の増加を図り、既にある会員数の基盤を活用することから広告宣伝費を新規投下することなく、人材紹介件数の増加及び1会員あたりの売り上げを更に上げるための施策になるとみている。
■スマレジ <4431> 2,443円 (+123円、+5.3%)
スマレジ <4431> [東証G]が続急伸。スマートフォンを使ったPOSレジアプリの開発・販売を手掛けるが、時流を捉え契約店舗数が好調な伸びを示している。5日取引終了後に発表した8月のクラウドPOSレジ「スマレジ」有料プラン登録店舗数は前月比814店増の3万1921店舗と順調に拡大しており、これが投資資金を誘導した。株価は2000円台前半のもみ合いを経てボックス圏離脱を鮮明としているが、前週末に5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現したのに続き、今週は25日・75日移動平均線のゴールデンクロスが目前で、テクニカル的にも買いが入りやすくなっている。
※6日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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