決算マイナス・インパクト銘柄・引け後 … セブン＆アイ、ツインバード、マニー (7月8日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の7月7日から8日の決算発表を経て9日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　乃村工芸社 <9716>
　22年2月期の連結経常利益を従来予想の51億円→25.5億円(前期は50.1億円)に50.0％下方修正し、一転して49.1％減益見通しとなった。

▲No.3　ダイコー通産 <7673>
　21年5月期の経常利益(非連結)は前の期比56.3％増の11.8億円に拡大したが、22年5月期は前期比14.6％減の10.1億円に減る見通しとなった。

▲No.4　シーズメン <3083>
　22年2月期の経常損益を従来予想の2.1億円の赤字→3.2億円の赤字(前期非連結は1.8億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<9716> 乃村工芸社 　　東１　　 -9.98 　　7/ 8　　　1Q　　　-88.53
<7513> コジマ 　　　　東１　　 -8.49 　　7/ 8　　　3Q　　　 88.01
<7673> ダイコー通産 　東１　　 -8.49 　　7/ 8　本決算　　　-14.55
<3083> シーズメン 　　ＪＱ　　 -5.69 　　7/ 8　　　1Q　　　　赤拡
<4433> ヒトコムＨＤ 　東１　　 -4.37 　　7/ 8　　　3Q　　　 50.89

<7601> ポプラ 　　　　東１　　 -4.03 　　7/ 8　　　1Q　　　　赤拡
<3382> セブン＆アイ 　東１　　 -3.03 　　7/ 8　　　1Q　　　　0.59
<2303> ドーン 　　　　ＪＱ　　 -2.91 　　7/ 8　本決算　　　　8.75
<9651> 日本プロセス 　ＪＱ　　 -2.88 　　7/ 8　本決算　　　 -7.22
<4668> 明光ネット 　　東１　　 -2.36 　　7/ 8　　　3Q　　　104.42

<2408> ＫＧ情報 　　　ＪＱ　　 -2.07 　　7/ 8　　上期　　　　赤縮
<7544> スリーエフ 　　東２　　 -1.59 　　7/ 8　　　1Q　　　　黒転
<4714> リソー教育 　　東１　　 -1.49 　　7/ 8　　　1Q　　　　赤縮
<4728> トーセ 　　　　東１　　 -0.75 　　7/ 8　　　3Q　　　-18.75
<6897> ツインバード 　東２　　 -0.53 　　7/ 8　　　1Q　　　　黒転

<7730> マニー 　　　　東１　　 -0.27 　　7/ 8　　　3Q　　　 21.73
<4530> 久光薬 　　　　東１　　 -0.19 　　7/ 8　　　1Q　　　583.01

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした9日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース