新興市場銘柄ダイジェスト：免疫生物研究所がストップ高、ワークマンは上場来高値更新

<3804>　システム　ディ　644　+79
一時ストップ高。ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>傘下のファミリーマートが運営する24時間フィットネスクラブ「Fit＆GO」の2号店、3号店にシステム　ディのフィットネス施設運営支援システム「Hello」が導入されると発表。1号店での安定稼働が評価されたという。会員証にIC式バンドを採用し、24時間解錠施錠システムと連携することで夜間の無人オペレーションなどを実現している。


<4570>　免疫生物研究所　960　+150
ストップ高。遺伝子組換えカイコを用いた抗HIV抗体等の医薬品開発について、医薬品医療機器総合機構（PMDA）に戦略相談を申し込み、医薬品製造で懸念される遺伝子組換えカイコの系統・バンク管理等に関する計画について同意を得られたと発表している。これにより、遺伝子組換えカイコを用いた医薬品製造の実現性が高まったとしている。今後、管理システムの妥当性を裏付けるデータの取得などを進める。


<7564>　ワークマン　8980　+100
続伸で上場来高値更新。2月の既存店売上高が前年同月比11.9％増になったと発表している。前月（14.0％増）から伸び率は鈍化したが、17カ月連続のプラスと好業績が続いていることが評価されて買いが入った。客数は7.3％増、客単価は4.3％増。作業ジャンパー、セーフティシューズ、レインウエア、作業手袋など通年商品が良く動いたほか、長袖コンプレッションウエア、メッシュ靴下など春夏商品も動き始めたという。


<6930>　日本アンテナ　1524　+144
急伸で昨年来高値更新。東芝コンシューママーケティングからのアンテナ・メディア機器事業の譲受を決め、事業譲受契約を締結したと発表している。譲受価額は非開示。同事業は特約店への販売やCATV向けなどの分野で強みを持つほか、販売から修理まで全国均一のサービスを提供している。また、事業譲受により技術者などのリソースが確保できるとしている。同事業の19年3月期の売上高は約13.40億円の見込み。


<4381>　ビープラッツ　11480　+350
大幅に続伸。31日の株主を対象に、1株につき2株の割合で分割すると発表。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資家層の拡大と株式の流動性向上を図ることが目的。定款を一部変更し、発行可能株式総数を400万株から800万株に増やす。株価が直近高値（1万3430円、2月22日）から1日終値（1万1130円）まで約17％も下落しており、値頃感も買いにつながったようだ。なお、株価は朝高後、上げ幅を縮めた。


<3558>　ロコンド　1369　+74
大幅に5日続伸。千趣会<8165>からモバコレの全株式を取得することを決定し、契約を締結したと発表している。取得価額は4.88億円で、異動後の所有株式数は8000株（議決権所有割合100％）。株式譲渡実行日は29日の予定。モバコレは主に20代の女性向けファッション商品を取り扱うショッピングサイトを運営しており、これまでロコンド<3558>が訴求できていなかったユーザー層を取り込む。


<4627>　ナトコ　1300　+103
大幅に反発。19年10月期第1四半期の営業利益を前年同期比25.5％増の4.53億円と発表している。塗料事業やシンナー事業が低調だったものの、ファインケミカル事業で自動車内装用コーティング剤が堅調に推移したことに加え、UV硬化型コーティング剤がスマートフォンアクセサリーに採用され、利益を押し上げた。通期予想は前期比6.7％増の15.70億円で据え置いた。進捗率は28.9％。

＜DM＞