インテージＨ、今期経常を28％下方修正

　インテージホールディングス <4326> が6月16日大引け後(15:30)に業績修正を発表。20年6月期(15ヵ月の変則決算)の連結経常利益を従来予想の47.5億円→34億円に28.4％下方修正した。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-6月期(下期)の連結経常利益も従来予想の36.4億円→22.9億円に37.0％減額した計算になる。

　※20年6月期(15ヵ月決算)が決算期変更のため、前年同期に同じ期間がない場合は前年同期との比較を表記していません。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　新型コロナウイルス感染症の影響により、マーケティングリサーチの事業におけるオフライン調査の中止または延期の発生のほか、全てのセグメントでお客様における予算削減等の影響や新規営業活動の制約により案件数の伸びが鈍化しております。オンライン調査など代替手段へのシフトは進んでいるものの、オフライン調査や営業活動が従前の水準に戻るのには時間を要するものと見込んでおります。これらの状況を踏まえ、売上高、営業利益、経常利益につきまして前回の予想を下回る見込みとなりました。また、2020年6月第5四半期連結会計期間において「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、当社グループが保有する固定資産について将来の回収可能性を検討した結果、特別損失として減損損失を計上する見通しとなったため、親会社株主に帰属する当期純利益も減少する予定です。これらの理由から、前回の連結業績予想数値を上記の通り修正いたします。なお、今回の業績予想修正に伴う配当予想の修正はございません。※業績予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後さまざまな要因によって異なる結果となる可能性があります。