堺化学が昨年来高値、ＰＢＲ０．５倍で見直し余地

　堺化学工業<4078.T>が昨年来高値を更新し注目が集まっている。前日にチタン工業<4098.T>が大幅高を演じるなど材料株物色の流れが強まっているが、「同じ酸化チタン関連株としてマークされている」（市場関係者）という。また、昨年１２月に開催された「エコプロダクツ２０１４」でパナソニック<6752.T>が有害物質を光触媒で分解・無毒化する浄化装置を出展し話題を呼んだ。「水の浄化向け光触媒をパナソニックに供給しているのが同社で、これも手掛かり材料」（国内投資顧問）とみる動きもあるようだ。ＰＢＲは０．５倍台と会社解散価値の半値に放置されており、株価指標面でも見直し余地が大きい。

堺化学の株価は１３時２２分現在３９６円（△１４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）