デンカは２日、抗インフルエンザ治療薬「アビガン」の原料となるマロン酸ジエチルを供給することを決定したと発表した。同薬は富士フイルムホールディングス傘下の富士フイルム富山化学が開発、中国当局が新型コロナウイルスへの有効性を指摘し、日本国内でも感染者への治験が始まっている。デンカはマロン酸ジエチルの生産を５月から開始する。