セ硝子、今期最終を一転して損益トントンに上方修正

　セントラル硝子 <4044> が3月29日大引け後(16:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結最終損益を従来予想の5億円の赤字→トントン(前期は64.1億円の黒字)に上方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の14.9億円→19.9億円(前年同期は38.4億円)に33.6％増額し、減益率が61.2％減→48.2％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高、営業利益及び経常利益は、半導体用途の特殊ガス関連製品等の販売が想定より好調に推移したことから、予想を上回る見通しとなりました。　親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、経常利益の増加、特別利益において、上記「１．特別利益（特別修繕引当金戻入益）」に加え、固定資産売却益等を合わせた約65億円の計上を織り込み、特別損失において、上記「２．特別損失（減損損失）」に加え、固定資産廃棄損や2021年2月22日に公表しました、電子材料用ガラス事業からの撤退に伴い発生する損失を含め、約65億円の計上を織り込み、業績予想数値を修正しております。　期末配当予想につきましては、既に公表しております1株当たり37.5円から変更はありません。（注）上記の予想につきましては、本資料の発表日現在において当社が入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。