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■日医工 <4541> 450円 (+80円、+21.6%) ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。日医工 <4541> [東証P]がストップ高。10日付の読売新聞オンラインで、「日医工の経営再建を巡り、医薬品メーカー1社と投資ファンド6社の計7社が支援の意向を示していることが9日、わかった」と報じられており、これが好材料視された。同社は今年5月に事業再生ADR手続きを申請し再建に取り組んでおり、今後、支援企業の選定などが進められる。
■鈴与シンワート <9360> 1,740円 (+300円、+20.8%) ストップ高
鈴与シンワート <9360> [東証S]がストップ高の1740円に買われた。11日付の日本経済新聞朝刊で、「政府は給与をデジタルマネーで受け取る制度を2023年4月にも解禁する方向で最終調整する」と報じられており、電子給与明細ソリューションを手掛ける同社に思惑的な買いが入ったようだ。同じく電子給与明細ソリューションを手掛けるエフアンドエム <4771> や給与計算ソフトを手掛けるマネーフォワード <3994> なども買われた。
■gumi <3903> 946円 (+150円、+18.8%) ストップ高
東証プライムの上昇率2位。gumi <3903> [東証P]がストップ高の946円に買われた。前週末9日の取引終了後、第1四半期(5-7月)連結決算を発表しており、売上高42億8000万円(前年同期比17.3%増)、営業利益1億6300万円(前年同期5億9600万円の赤字)、最終損益5億7000万円の赤字(同15億9300万円の赤字)と営業損益が黒字に転換して着地した。モバイルオンラインゲーム事業で前期に配信を開始した「乃木坂的フラクタル」及び「ラグナドール 妖しき皇帝と終焉の夜叉姫」が増収に貢献したほか、開発・運用体制の適正化により人件費及び外注費が減少したことが営業損益の黒字化につながった。また、複数の有力チェーンにおけるノード運営及びブロックチェーンコンテンツの開発・提供にかかる収益寄与でメタバース事業が黒字転換した。なお、23年4月期通期業績予想は適正かつ合理的な数値の算出が困難であるとして非開示としている。
■Eインフィニ <7692> 1,550円 (+239円、+18.2%)
アースインフィニティ <7692> [東証S]が3日続伸。同社は9日取引終了後、23年7月期通期の単独業績予想を公表。営業損益の見通しを2億1000万円の黒字(前期は4億2000万円の赤字)としていることや、2期ぶりの復配(15円)を計画していることが好感されたようだ。売上高は前期比13.0%増の51億7900万円を見込む。エネルギー事業では蓄電池や太陽光パネルの販売に積極的に取り組むほか、電源の調達においては独自の燃料費等調整額(電力市場調達コストを電気代に反映する仕組み)の導入によって日本卸電力取引所の価格高騰に対するリスクヘッジを図りつつ安定的な成長を目指すとしている。
■HEROZ <4382> 999円 (+150円、+17.7%) ストップ高
東証プライムの上昇率3位。HEROZ <4382> [東証P]がストップ高。持ち分法適用関連会社のバリオセキュア <4494> [東証S]と資本業務提携したことが買い材料視された。第三者割当増資を引き受けバリオを連結子会社化する。
■鎌倉新書 <6184> 736円 (+100円、+15.7%) ストップ高
東証プライムの上昇率4位。鎌倉新書 <6184> [東証P]がストップ高の736円に買われた。前週末9日の取引終了後に発表した第2四半期累計(2-7月)連結決算が、売上高23億2400万円(前年同期比29.7%増)、営業利益3億1100万円(同13.6%増)、純利益1億8700万円(同1.7%増)と2ケタ営業増益となったことが好感された。お墓や葬儀、仏壇の既存事業が2ケタ成長に回帰したほか、新規事業の相続、介護、官民協働事業が大きく伸長した。特に相続事業に関しては顧客起点でのマーケティング施策が功を奏し、収益化を果たした。なお、23年1月期通期業績予想は、売上高50億円(前期比30.7%増)、営業利益6億4000万円(同20.1%増)、純利益4億3000万円(同19.1%増)の従来見通しを据え置いている。
■ニッソウ <1444> 1,827円 (+239円、+15.1%)
ニッソウ <1444> [東証G]が続急騰。同社は9日取引終了後、22年7月期通期の単独業績予想を修正。営業利益が前の期比39.2%増の2億2000万円(従来予想は1億9400万円)になったようだと発表したことが好感されたようだ。売上高予想は同25.7%増の35億400万円(従来予想は31億4500万円)に引き上げた。リノベーション工事や外構・外壁工事などの受注件数が当初計画を上回る見込みとなったことが主な要因だとしている。
■エイチーム <3662> 871円 (+112円、+14.8%)
東証プライムの上昇率6位。エイチーム <3662> [東証P] が3日続急騰。同社は9日大引け後に決算を発表。22年7月期の連結経常損益は2.1億円の赤字(前の期は8.9億円の黒字)に転落したが、従来予想の7億円の赤字を上振れて着地。23年7月期は5億円の黒字に回復する見通しとなった。
■オハラ <5218> 1,555円 (+198円、+14.6%)
オハラ <5218> [東証S]が3日続急騰。前週末9日の取引終了後、22年10月期の連結業績予想について、売上高を262億円から278億円(前期比18.2%増)へ、営業利益を23億円から28億円(同2.0倍)へ、純利益を19億円から20億円(同36.9%増)へ上方修正したことが好感された。デジタルカメラ市場がミラーレスカメラ向け交換レンズを中心に堅調に推移し、また半導体露光装置市場が旺盛な半導体需要を背景に堅調に推移していることを背景に、同社のデジタルカメラ向け光学ガラスや半導体露光装置向け光学ガラス及び石英ガラスの需要が堅調に推移していることが要因としている。また、生産設備の稼働率が改善したことなども寄与する。同時に発表した第3四半期累計(21年11月~22年7月)決算は、売上高209億6100万円(前年同期比23.0%増)、営業利益22億2900万円(同2.2倍)、純利益15億7400万円(同88.3%増)だった。
■日本駐車場開発 <2353> 185円 (+19円、+11.5%)
東証プライムの上昇率8位。日本駐車場開発 <2353> [東証P]が3日続急騰、上値追いに弾みをつけ6月6日の年初来高値180円を更新した。同社は月極駐車場を国内および海外で手掛けるほか、子会社を通じてスキー場やテーマパークなどにも展開する。足もとの業績は絶好調で、前週末9日取引終了後に発表した22年7月期は営業利益が前の期比40%増の45億8200万円と急拡大しピーク利益を更新した。駐車場やテーマパーク事業が過去最高水準の利益を達成し、スキー場も回復色が顕著となった。23年7月期営業利益も前期比24%増の57億円と大幅な伸びを見込んでいる。株主還元にも前向きで毎期増配を続けていることも同社の特長。今期も前期実績に25銭上乗せの5円25銭を計画している。加えて発行済み株式数の1.25%相当の400万株、5億円を上限に自社株買いを実施することも併せて発表、これを好感する買いを呼び込んだ。
■シーイーシー <9692> 1,456円 (+145円、+11.1%)
東証プライムの上昇率9位。シーイーシー <9692> [東証P]が3日続急騰。昨年9月以来、約1年ぶりの高値圏に浮上した。前週末9日の取引終了後に発表した上期(2-7月)決算で大幅な最終増益となったほか、今期配当予想の増配もあわせて発表しており、これを好感した買いが入ったようだ。上期決算は、売上高が前年同期比4.6%増の234億7800万円、純利益が同2.3倍の34億9500万円で着地。顧客のICT投資の回復が追い風となった。受注損失引当金を計上した影響で営業利益は減少したものの、投資有価証券売却益が寄与し純利益は大きく増加した。配当予想については中間配20円に特別配当5円を上乗せし、25円とする。期末配と合わせて45円(前期40円)となる見通しだ。
■旅工房 <6548> 667円 (+54円、+8.8%)
旅工房 <6548> [東証G]が急反発。前週末9日の取引終了後に発表した7月分の旅行取扱状況速報で、海外旅行、国内旅行及び外国人旅行を合わせた合計取扱額が2億8778万円となり、前年同月比2.6倍となったことが好感された。特に海外旅行取扱高が9.2倍と増加した。
■ハナツアーJ <6561> 1,697円 (+134円、+8.6%)
HANATOUR JAPAN <6561> [東証G]が大幅高で3連騰、一時13.6%高の1775円まで駆け上がった。インバウンド専門の旅行会社で団体客を対象とする手配業務のほかバスやホテル運営なども行っており、政府による新型コロナウイルスの水際対策緩和で関連有力株としてマーケットの注目を集めた。政府は今月に入って1日当たりの入国者の上限を従来の2万人から5万人に引き上げたが、直近では10月までをメドに上限を撤廃する調整に入ったことが伝わり、インバウンド関連銘柄に追い風となった。株式需給面では東証信用残や日証金、更に貸株調達による空売りが観測され、買い戻しを誘発した。12日は国内及び世界150ヵ国の現地体験ツアー予約サイトを運営するベルトラ <7048> [東証G]も大幅高に買われた。
■ランドネット <2991> 2,398円 (+188円、+8.5%)
ランドネット <2991> [東証S]3日続急伸し年初来高値を更新。前週末9日の取引終了後に発表した23年7月期連結業績予想で、売上高600億9900万円(前期比15.9%増)、営業利益18億6900万円(同24.2%増)、純利益10億9700万円(同14.8%増)と大幅増収増益を見込み、期末一括配当予想を前期比4円75銭増の37円を予定していることが好感された。不動産売買事業で「買取販売」・「買取リフォーム販売」、「仲介」のそれぞれで件数の増加を見込む。また、不動産賃貸管理事業では賃貸管理物件の新規受託と解約防止に向けた施策を実施することで賃貸管理戸数の伸長を予想している。なお、22年7月期決算は、売上高518億7000万円(前の期比26.0%増)、営業利益15億500万円(同23.3%増)、純利益9億5500万円(同28.1%増)だった。
※12日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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