ビーグリーはマドを開けて買われる、日本テレビと資本・業務提携

　ビーグリー<3981.T>はマドを開けて買われる。前週末１２日の取引終了後、日本テレビ放送網と資本・業務提携したと発表しており、これを材料視した買いが入っているようだ。

　両社は、共同でのＩＰ（知的財産）開発をはじめ、既存ＩＰやそれぞれで制作したＩＰの利活用拡大などを図っていく。これに伴い、日本テレビはビーグリーに対して持ち分法適用関連会社化を目的に１株１９００円でＴＯＢを実施する。買い付け予定数は上限１５１万４９００株（下限７１万３０００株）で、買い付け期間は１１月１５日から１２月２３日まで。

　また、日本テレビを割当先とする第三者割当増資も実施し、ビーグリーは総額約２０億円の資金を調達する。調達資金は借入金の返済資金をはじめ、オリジナルコンテンツの制作やプロモーションの強化に充てる見込み。

　あわせて発表した２１年１２月期第３四半期累計（１～９月）の決算は、売上高１４１億７００万円、営業利益９億４６００万円だった。連結決算に移行したため、前年同期との比較はない。

出所：MINKABU PRESS