レンゴーが頑強、売電参入報道で業容拡大期待

　レンゴー<3941.T>が全般軟調相場のなか強さを発揮している。１５日付の日本経済新聞が「（同社は）売電事業に参入する。約３０億円を投じ金津工場に一般家庭１万１０００軒分の消費量当たる３万３７００キロワットを発電できる蒸気タービンを導入した」と報じた。電力の全面自由化に伴い、これまで大口需要家向けに特化していた自由化の対象が、来年４月からは、一般家庭や小規模店舗にまで拡大されることになり、業界の垣根を越えてこの需要を取り込もうとする動きが加速している。紙パルプ業界はその先陣を切る。そのなか、段ボール製品の需要低迷に対応して、同社は電力の外販に積極的に乗り出す構えで、これが買いの呼び水となっている。

レンゴーの株価は９時９分現在５３４円（△２円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）