最近は分かり難い会社が増えた笑
一体、この会社どうやって利益を上げているんだ？と思うが、業績を見ると着実に売上を伸ばしている会社も少なくない。

このソーシャルワイヤーもそう言う会社の1つだろう。

この会社の柱は2つあって、1つはデジタル広告で、もう一つはシェアオフィス事業だ。

最近の広告料はインターネットの方が従来メディアよりも予算が増えている様だが、通常のウエブサイト広告ではなく、この会社の場合はより積極的なPR（propaganda）活動をインターネット上で展開しており、1つは企業向けのプレスリリース配信サービスとその延長である企業調査のクリッピングサービス、インターネット上で影響力のあるインフルエンサーによる広告とマーケティングがソーシャルワイヤーのデジタルPR分野の内容となる。
実はこの分野は現在非常に伸びていて、特に、他人の行動に影響されやすい日本人の場合、有名人が○○と言ったと言うだけで売上に影響するし、クリッピングサービスでは企業イメージダウンとなる様な取引先の抽出等も行える様で、企業でもこの様な手法を積極的に採用しているらしい。

もう一つが、柔軟な企業活動にとって良いツールとなるシェアオフィス運営で、従来は海外まで展開していた様で、残念ながらコロナ禍の影響で海外のシェアオフィスは閉鎖した様だが、来年1月に日本橋、6月に福岡がオープンする予定で、コロナ禍の終息と共に企業活動が積極化される事で需要が上がる分野となる。

この辺りの運営や横展開のノウハウはリモートワークや働き方改革で浸透している従来型の業務からの移行へ対応しているのでは無いだろうか。

この2つを柱として、中々立ち上がらない国内状況の中でも、今回の2Qでも売上高2,348,690千円（前年同期比5.4％増）、営業利益104,925千円（前年同期比46.6％増）、経常利益88,316千円（前年同期比19.3％増）と順調に業績を伸ばしている所から成長の可能性が伺える。

詳しくは11月15日に公開された「成長可能性に関する事項」と言うIR資料を読むとわかりやすい。

予想株価は、中期でボリンジャーバンドの月足の中心線を採用した。
現在-1σだが、既に月足のMACDは上抜き掛けているし、ストキャスは既に上抜いている。

銘柄として見ると、この手の会社にしては珍しく配当も行っており、昨年の1月で1,500円株価があって、それよりも業績を伸ばしているのだが、2Qの発表直後に暫く上がった後はやや株価も出来高も下がってしまった。

まあ、企業内容が良く分からないと言う所もあるのか、恐らく未だ注目されてない銘柄と思われ、特に外国人投資家等はこの手の新しい業態の企業は好むので、何かで注目されると一気に爆騰する可能性が高い。

テンバガーの条件の一つに株式公開後、毎年業績を上げていると言うものがあるが、公開で丁度5年。テンバガーとは言わなくとも直近で2倍3倍は充分ありそうだ。