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日経平均株価
始値 21670.35
高値 21818.73(10:11)
安値 21613.53(09:05)
大引け 21803.62(前日比 -42.86 、 -0.20% )
売買高 15億0054万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆3409億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反落、朝方に安値をつけてそれ以降は戻り足をみせる展開
2.中小型株に買いが厚く、値上がり銘柄数は1100超で値下がり上回る
3.米株安と円高嫌気も、中国株はじめアジア株市場が堅調で不安心理後退
4.銀行や保険が売られる一方、サービス・不動産など内需系は総じて強い
5.好決算銘柄中心に中小型株に急騰相次ぎ、5銘柄がストップ高で引ける
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは205ドル安と4日続落した。販売不振が観測されたアップルの続落や金融株の下落が指数を押し下げた。
東京市場では、日経平均株価は反落。ただ、朝方にこの日の安値をつけて以降、戻り歩調となり、後場も売り物を吸収して底堅さを発揮した。
15日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが約200ドルあまり下げて4日続落となったことを受け、朝方はリスク回避の流れを引き継いだ。為替市場も足もと円高に振れ、買い手控えムードを助長した。しかし、米アップル株の急落による影響が懸念されるなか、電子部品や半導体関連の下げ幅が限定的なものにとどまり、過度な不安心理が後退。取引時間中は中国・上海株をはじめアジア株が強い動きをみせたことも支援材料となった。業種別には米金融株安の影響もあって銀行や保険など金融株への売りが目立つ一方、サービスや電力ガス、不動産などを拾う動きが観測された。また、時価総額上位の主力株は下げる銘柄が多かったものの、中小型株に買い向かう動きが広範囲に及び、結局、値上がり銘柄数は1100を超え値下がり銘柄数を200も上回った。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも値を下げた。東海カーボン<5301>が売られ、武田薬品工業<4502>も軟調、ファナック<6954>も冴えない。オープンハウス<3288>が一時ストップ安、ジーンズメイト<7448>も急落。イーレックス<9517>、学研ホールディングス<9470>が値幅制限いっぱいに売られ、トリドールホールディングス<3397>も大幅安となった。
半面、キーエンス<6861>が高く、NTT<9432>も堅調。リクルートホールディングス<6098>、資生堂<4911>も買い優勢だった。また、中小型株はストップ高銘柄が相次いだ。アイビーシー<3920>、ライドオンエクスプレスホールディングス<6082>、オプティム<3694>、宮越ホールディングス<6620>、チェンジ<3962>が値幅制限いっぱいに買われ、キトー<6409>、IDOM<7599>、マイネット<3928>なども大幅高に買われた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はリクルート <6098> 、ファストリ <9983> 、資生堂 <4911> 、トレンド <4704> 、電通 <4324> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約50円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はソフトバンク <9984> 、ファナック <6954> 、ダイキン <6367> 、TDK <6762> 、東エレク <8035> 。押し下げ効果は約71円。
東証33業種のうち上昇は16業種。上昇率の上位5業種は(1)ゴム製品、(2)サービス業、(3)電気・ガス業、(4)金属製品、(5)陸運業。一方、下落率の上位5業種は(1)銀行業、(2)保険業、(3)パルプ・紙、(4)証券商品先物、(5)海運業。
■個別材料株
△キャンディル <1446> [東証M]
今期経常は28%増で4期連続最高益、初配当10円実施へ。
△エーバランス <3856> [東証2]
7-9月期(1Q)経常は黒字浮上・上期計画を超過。
△クラウドW <3900> [東証M]
前期経常は黒字浮上で着地・7-9月期(4Q)経常は12倍増益、今期業績は非開示。
△アイビーシー <3920>
今期経常は35%増益へ、自社株買いも好感。
△チェンジ <3962>
今期経常は47%増で8期連続最高益更新へ。
△うるる <3979> [東証M]
第2四半期営業利益3割増を評価へ。
△UFHD <4235> [JQ]
今期税引き前を20%上方修正。
△アドベンチャ <6030> [東証M]
7-9月期(1Q)税引き前は3.2倍増益で着地。
△ライドオンE <6082>
上期経常が33%増益で着地。
△メドピア <6095> [東証M]
今期経常は37%増で2期連続最高益更新へ。
▼ツバキナカ <6464>
今期税引き前を12%下方修正。
▼イーレックス <9517>
今期経常を一転13%減益に下方修正。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)アイビーシー <3920> 、(2)ライドオンE <6082> 、(3)オプティム <3694> 、(4)宮越HD <6620> 、(5)キトー <6409> 、(6)チェンジ <3962> 、(7)IDOM <7599> 、(8)マイネット <3928> 、(9)オロ <3983> 、(10)アマダHD <6113> 。
値下がり率上位10傑は(1)キャリアデザ <2410> 、(2)ビーグリー <3981> 、(3)ネクシィーズ <4346> 、(4)イーレックス <9517> 、(5)学研HD <9470> 、(6)オープンH <3288> 、(7)ジンズメイト <7448> 、(8)トリドール <3397> 、(9)CKD <6407> 、(10)りたりこ <6187> 。
【大引け】
日経平均は前日比42.86円(0.20%)安の2万1803.62円。TOPIXは前日比2.29(0.14%)安の1638.97。出来高は概算で15億0054万株。東証1部の値上がり銘柄数は1111、値下がり銘柄数は911となった。日経ジャスダック平均は3548.67円(7.29円安)。
[2018年11月15日]
株探ニュース
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