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カヤックのニュース
~「もう1つのふるさと」づくりのきっかけに、“観光”から一歩進んだ“愛着”で、関係人口づくりの新施作~
株式会社カヤック(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役CEO:柳澤大輔)が提供する移住・関係人口促進のためのWebサービス「SMOUT(スマウト)」は、2023年3月13日(月)に、コミュニティ通貨(電子地域通貨)「まちのコイン」との連携機能をリリースします。これは、関係人口(※1)の更なる創出を目指した新機能で、各市町の「SMOUT」ページから、地元の人と触れ合える「まちのコイン」のスタンプラリーページにとぶことができます。「SMOUT」から「まちのコイン」のスタンプラリーに出会う流れをつくることによって、地域に興味がある人や、移住の検討中の人も、「観光」から一歩踏み込んだ、「地元の日常」に出会うことができます。 今回のリリースでは、全国に先駆けて、滋賀県の長浜市、近江八幡市、日野町の3市町で先行導入し、将来的には「SMOUT」と「まちのコイン」双方を導入しているほかの全国23地域でも展開していく予定です。
(※1)下記、「関係人口とは」の項目を参照
「SMOUT」滋賀県ページ:
長浜市 https://smout.jp/areas/1191
近江八幡市 https://smout.jp/areas/1192
日野町 https://smout.jp/areas/1202
まちの裏側、リアルな情報収集ができる新機能「SMOUT」×「まちのコイン」とは
「SMOUT」には、地域が企画した体験などが掲載されており、日本の各地域と関わりたい、移住したいなど、様々な理由で地域に興味のある人が訪れます。しかしこれまでのサービスの印象から、移住という言葉にハードルを感じてしまうという声も少なくありませんでした。一方、「まちのコイン」は導入地域内のコミュニティー活性化を目指して誕生した経緯もあり、地域の中でさまざまな人や場所とつながる体験を提供してきました。地域を知りたい人が集まるプラットフォーム「SMOUT」と、気軽に特定のまちを知ることができる「まちのコイン」、それぞれのコンテンツの強みを掛け合わせて誕生したのが今回の新機能です。
新機能では、「SMOUT」の地域ページ(今回は滋賀県長浜市、近江八幡市、日野町のみ)に、それぞれの地域を巡る「まちのコイン」のスタンプラリーが追加されます。スタンプラリーでは、地元人と出会うきっかけとなるようなスポットが組み込まれており、自分一人でもまちを歩きながら、知り合いができ、地域の理解を深め、また遊びに行きたくなる、そんな理想形をイメージしています。
滋賀県の3市町で先行導入!まちのコイン「地域のリアルを体験!お試し移住スタンプラリー」の遊び方
導入地域:滋賀県長浜市、近江八幡市、日野町
※スマートフォン推奨
初めて行った土地でも、「まちのコイン」のスタンプラリーと一緒まちを歩いていれば、アプリがコンシェルジュ的にまちを案内してくれます。また、獲得したビワコは滋賀県内の別のスポットでの体験に利用が可能です。例えば、「(1000ビワコ)」など、地域の魅力的なモノや人に出会える特別な体験ができます。
「まちのコイン」ビワコURL:https://coin.machino.co/regions/shiga
◎スタンプラリースポットの紹介(一部)
▼長浜市
山路酒造有限会社 山路さん
1.まちのコインに期待していること
ユーザーにとってもスポットにとっても、もう少しお得感があれば、もっと地域やお店を訪れる人が増えると思います。
2.お店の特徴
季節を感じてもらえるお酒を楽しんでいただきたいと思っています。特に砂糖を使わない優しい甘味が特徴の桑の葉のリキュール桑酒は、たくさんの方に喜んでいただいています。ぜひご来店いただき、ご賞味ください。
3.街歩きで見てほしいオススメの場所
木之本は酒蔵をはじめ、伝統あるお店がたくさん残っています。また、昭和のノスタルジーを感じられるお店も点在しています。歴史深い街並みを楽しんでください。
▼近江八幡市
三松の皆さん
1.まちのコインに期待しているところ
多くの人がお店を覗いてくれるきっかけになってほしいです。「今日のおすすめは何?」こんなコミュニケーションが生まれるといいですね。
2.お店の特徴
三松のお惣菜は、店内で全て手づくりしています。「町の台所」と地元の方から親しまれている手作りの味をどうぞ!
3.街歩きで見てほしいところ
町家が立ち並び、どこか懐かしい風情ある景観を満喫してもらいたいです。
▼日野町
cafe Luan 木村さん
1.まちのコインに期待しているところ
お客さんとのコミュニケーションツールとして活用したいです。
2.お店の特徴
自然光が全面に差し込むガラス張りの開放的な空間です。
手作りの炙りチーズケーキとカヌレが大人気です。
3.街歩きで見てほしいところ
田園風景と歴史ある町並み。のどかな時間を感じてください。
滋賀県で先行導入、「SMOUT」と「まちのコイン」連携の背景
「SMOUT」と「まちのコイン」の両方を導入している滋賀県。2つのサービスを導入しているからこそ可能になるチャレンジを探り、滋賀県と開発チームで話し合いを重ね、今回の機能が誕生しました。現状、移住の決断までは至ってなくとも、地域に興味のある層は一定数います。しかし、地域を知るために「観光」という手段を取ると、まちへの「愛着」づくりや関係の持続が課題となることもありました。そこで、地元の方とコミュニケーションができる仕掛け作りができたらよいのでは、というアイデアが生まれ、「SMOUT」利用者層に地元の人とのコミュニケーションを促すスタンプラリーが誕生しました。自分の住む地域とは違う地域にも知り合いが増えるということが、関係人口への第一歩です。
また、「まちのコイン」はスタンプラリーで貯めたコインを、その地域で別の体験として使うこともでき、スタンプラリーの体験だけでは終わらない持続的な関係づくりも期待できます。今回の新機能で、訪れたまちを「特別なまち」にする一助になればと考えています。
関係人口とは?
観光でも移住でもなく、自分が住んでいる地域とは別の地域と関わりを持つことを「関係人口」といいます。例えば、「二拠点生活をしている」「地域投資をしている」「他地域でのボランティアをしている」「ふるさと納税をしている」などです。日本全体の人口減少が進んでいく中、関係人口を増やしていくことは地域の活性化に繋がると期待されています。
出典:総務省 関係人口ポータルサイト「関係人口とは」https://www.soumu.go.jp/kankeijinkou/about/index.html
参考
・関係人口が多い地域は、のちに移住者が増えていく傾向にあります
出典:国土交通省 令和3年「関係人口の実態把握」https://www.mlit.go.jp/kokudoseisaku/content/001391466.pdf
まちのコインについて
コミュニティ通貨サービス「まちのコイン」の利用方法と特長
「まちのコイン」はひと・まち・地球にうれしい体験で地域をつなげるコミュニティ通貨(電子地域通貨)サービスです。本通貨を活用することで、 地域内外の人のつながりをつくり、 良好な地域コミュニティ形成が期待できます。「まちのコイン」は、2019年9月に神奈川県「SDGsつながりポイント事業」で採択されて以来、福岡県八女市などこれまでに23の地域(*3)で活用されています。
鎌倉に本社を置く当社は、地域固有の魅力を資本と捉えた「鎌倉資本主義」という考えを発信しています。「まちのコイン」は、「地域社会資本」である地域のコミュニティとの繋がりを促進する、仲間づくりのためのコミュニティ通貨です。人と人とが繋がることで、その地域をもっと好きになり、地域の社会課題の解決や地域経済の活性に貢献することを目指します。
*3 2023年2月現在、神奈川県小田原市・鎌倉市・厚木市・日吉エリア、たまプラーザ地区、東京都下北沢エリア・秋葉原エリア・池袋エリア・渋谷区、長野県上田市、大阪府八尾市、香川県多度津町、高知県高知市、岡山県新庄村、鳥取県智頭町、福岡県八女市・田川市、沖縄県石垣市、新潟県燕三条エリア、滋賀県、京都府丹後エリアの21地域で導入中。東京都大塚エリア、長野県佐久市は終了
【仕組み】
「まちのコイン」アプリをダウンロードし、QRコードを介して、ユーザーがポイントを獲得、利用できます。ユーザーは地域活動などに参加するとポイントを獲得し、獲得したポイントは加盟店等で利用することができます。
*円に換金することはできません。田川市では90日で利用できなくなります。
【特長】
1.まちの個性や課題に合わせた体験設計少子高齢化や自然
環境の保護、移住関係人口の促進やまちの賑わい創出など。そのまちの個性や課題に合わせて、コインを獲得したり利用したりする体験チケットを考え、設定することができます。例えば、海の環境を守りたいまちでは「ビーチクリーンに参加する体験」を提供するなどです。
2.地域内外の人をつなげ、関係人口創出に寄与
地域以外の人でも利用可能です。地域内外の人が一緒に地域活動に参加したり、地域外の人が地元のお店を利用したりすることで、関係人口の創出にも繋がります。
3.ゲーム感覚でSDGsの自分ごと化を促進
参加頻度でボーナスポイントが付与されたり、ポイントが増えるとレベルアップしたりと、ゲームのように楽しみながら、自然と地域活動に参加する機会を創出します。後からまちのコインの「活動履歴」をみることで、自分の行動がどのSDGsのゴールにつながっているか振り返ることもでき、SDGsの自分ごともつながります。
4.経済活動の活性化
「まちのコイン」は地域のお店など「スポット」にユーザーが訪問してつかうサービスです。「お金で買えないうれしい体験」を通して、店主とユーザーとの距離が縮まり、常連やファンにつながるという効果の他、来店機会が増えることで法定通貨の消費行動自体も促し、結果として経済効果が期待できます。
5.持続可能な仕組み
IT時代・スマホ時代の電子通貨なので、以前からある紙の地域通貨よりも比較的低コストでの運営が可能です。また、法定通貨への換金性がないため、原資も不要です。コインには有効期限が定められており、一定期間使わないでいると回収され、再度まちの中に再配布され循環する仕組みも、持続可能な運営につながる大きな特長のひとつです。
移住・関係人口促進のためのマッチングサービス「SMOUT」について
SMOUT(スマウト)は移住に興味のある人や地域とつながりたい人と、地域の人とをマッチングするWebサービスです。
関わる地域や移住先を決めるポイントは、行政の支援や立地だけではありません。私たちは「人とのつながり」がいちばんの後押しになると考えました。地域の人から「うちに来なよ」と声をかけられると、地域への訪問や移住への一歩を踏み出してくれるかもしれません。SMOUTは、地域の人と地域に関わりたい人をつなぐ、デジタルプラットフォームです。
2018年6月のサービス開始以来、876市区町村、4万7千人以上の一般ユーザー登録者に増加(2023年1月31日時点)。
・「移住」や「地域」に興味のあるユーザーができること
地域に興味のある人は、主に2つの機能で地域を知り、つながることができます。1つ目は「プロジェクト」。プロジェクトは、「求人」「暮らし」「空き家」「体験」など、地域のオリジナリティーあふれる切り口で、自治体などの地域が企画・制作した情報です。プロジェクトでは、地域おこし協力隊の募集や、お試し住宅、現地ツアーの参加募集、地元の人や移住した先輩とオンラインでお話しする機会の提供までさまざまです。2つ目は「スカウト」です。自分のプロフィールを「SMOUT」に登録しておくと、興味のある地域からスカウトが届き、地域の人と直接メッセージのやりとりができるようになります。
・「移住」や「関係人口」を増やしたい地域ができること
一方、地域側には主に4つの機能があります。「プロジェクト」として地域の情報を掲載できるほか、地域に興味を持ってくれた人や相性の良さそうな人を見つけたら「メッセージ機能」や「スカウト機能」で、ダイレクトに双方向のコミュニケーションが可能です。また、地域の活動状況やユーザーからのリアクションをグラフとして可視化したり、公開したプロジェクトへのユーザー属性や関心度を分析したりできるダッシュボード機能や、つながったユーザーの一元管理も可能です。デジタルプラットフォームである本サービスが今後も各地域のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進をサポートしながら、関係人口拡大を促していきます。
「SMOUT」公式サイト:https://smout.jp
興味・関心を集めている人気移住地域ランキング「SMOUT移住アワード」
各地域のプロジェクトに対してユーザーがファボ(興味ある)を押した数を集計し、その年の人気移住地域を決める「SMOUT移住アワード」も実施しています。発表は、上半期と総括、年に2回です。
(最新)「移住アワード2022上半期」カヤック公式サイト:
https://www.kayac.com/news/2022/10/smout_award2022_firsthalf
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株式会社カヤック概要
固定概念にとらわれない発想力・企画力、形にしていく技術力を強みに、ゲームアプリや広告・Webサイト制作を始め、コミュニティ通貨、移住・関係人口促進など最新テクノロジーとアイデアを掛け合わせた新しい体験をユーザーに提供しています。社員の9割がデザイナーやプログラマーなどのクリエイター人材で「つくる人を増やす」を経営理念に多様性を生かしたユニークな人事制度や経営を行なっています。
設立 :2005年1月21日
代表者 :代表取締役 柳澤大輔 貝畑政徳 久場智喜
所在地 :神奈川県鎌倉市御成町11-8
事業内容 :日本的面白コンテンツ事業
URL :https://www.kayac.com/
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株式会社カヤック(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役CEO:柳澤大輔)が提供する移住・関係人口促進のためのWebサービス「SMOUT(スマウト)」は、2023年3月13日(月)に、コミュニティ通貨(電子地域通貨)「まちのコイン」との連携機能をリリースします。これは、関係人口(※1)の更なる創出を目指した新機能で、各市町の「SMOUT」ページから、地元の人と触れ合える「まちのコイン」のスタンプラリーページにとぶことができます。「SMOUT」から「まちのコイン」のスタンプラリーに出会う流れをつくることによって、地域に興味がある人や、移住の検討中の人も、「観光」から一歩踏み込んだ、「地元の日常」に出会うことができます。 今回のリリースでは、全国に先駆けて、滋賀県の長浜市、近江八幡市、日野町の3市町で先行導入し、将来的には「SMOUT」と「まちのコイン」双方を導入しているほかの全国23地域でも展開していく予定です。
(※1)下記、「関係人口とは」の項目を参照
「SMOUT」滋賀県ページ:
長浜市 https://smout.jp/areas/1191
近江八幡市 https://smout.jp/areas/1192
日野町 https://smout.jp/areas/1202
まちの裏側、リアルな情報収集ができる新機能「SMOUT」×「まちのコイン」とは
「SMOUT」には、地域が企画した体験などが掲載されており、日本の各地域と関わりたい、移住したいなど、様々な理由で地域に興味のある人が訪れます。しかしこれまでのサービスの印象から、移住という言葉にハードルを感じてしまうという声も少なくありませんでした。一方、「まちのコイン」は導入地域内のコミュニティー活性化を目指して誕生した経緯もあり、地域の中でさまざまな人や場所とつながる体験を提供してきました。地域を知りたい人が集まるプラットフォーム「SMOUT」と、気軽に特定のまちを知ることができる「まちのコイン」、それぞれのコンテンツの強みを掛け合わせて誕生したのが今回の新機能です。
新機能では、「SMOUT」の地域ページ(今回は滋賀県長浜市、近江八幡市、日野町のみ)に、それぞれの地域を巡る「まちのコイン」のスタンプラリーが追加されます。スタンプラリーでは、地元人と出会うきっかけとなるようなスポットが組み込まれており、自分一人でもまちを歩きながら、知り合いができ、地域の理解を深め、また遊びに行きたくなる、そんな理想形をイメージしています。
滋賀県の3市町で先行導入!まちのコイン「地域のリアルを体験!お試し移住スタンプラリー」の遊び方
導入地域:滋賀県長浜市、近江八幡市、日野町
※スマートフォン推奨
初めて行った土地でも、「まちのコイン」のスタンプラリーと一緒まちを歩いていれば、アプリがコンシェルジュ的にまちを案内してくれます。また、獲得したビワコは滋賀県内の別のスポットでの体験に利用が可能です。例えば、「(1000ビワコ)」など、地域の魅力的なモノや人に出会える特別な体験ができます。
「まちのコイン」ビワコURL:https://coin.machino.co/regions/shiga
◎スタンプラリースポットの紹介(一部)
▼長浜市
山路酒造有限会社 山路さん
1.まちのコインに期待していること
ユーザーにとってもスポットにとっても、もう少しお得感があれば、もっと地域やお店を訪れる人が増えると思います。
2.お店の特徴
季節を感じてもらえるお酒を楽しんでいただきたいと思っています。特に砂糖を使わない優しい甘味が特徴の桑の葉のリキュール桑酒は、たくさんの方に喜んでいただいています。ぜひご来店いただき、ご賞味ください。
3.街歩きで見てほしいオススメの場所
木之本は酒蔵をはじめ、伝統あるお店がたくさん残っています。また、昭和のノスタルジーを感じられるお店も点在しています。歴史深い街並みを楽しんでください。
▼近江八幡市
三松の皆さん
1.まちのコインに期待しているところ
多くの人がお店を覗いてくれるきっかけになってほしいです。「今日のおすすめは何?」こんなコミュニケーションが生まれるといいですね。
2.お店の特徴
三松のお惣菜は、店内で全て手づくりしています。「町の台所」と地元の方から親しまれている手作りの味をどうぞ!
3.街歩きで見てほしいところ
町家が立ち並び、どこか懐かしい風情ある景観を満喫してもらいたいです。
▼日野町
cafe Luan 木村さん
1.まちのコインに期待しているところ
お客さんとのコミュニケーションツールとして活用したいです。
2.お店の特徴
自然光が全面に差し込むガラス張りの開放的な空間です。
手作りの炙りチーズケーキとカヌレが大人気です。
3.街歩きで見てほしいところ
田園風景と歴史ある町並み。のどかな時間を感じてください。
滋賀県で先行導入、「SMOUT」と「まちのコイン」連携の背景
「SMOUT」と「まちのコイン」の両方を導入している滋賀県。2つのサービスを導入しているからこそ可能になるチャレンジを探り、滋賀県と開発チームで話し合いを重ね、今回の機能が誕生しました。現状、移住の決断までは至ってなくとも、地域に興味のある層は一定数います。しかし、地域を知るために「観光」という手段を取ると、まちへの「愛着」づくりや関係の持続が課題となることもありました。そこで、地元の方とコミュニケーションができる仕掛け作りができたらよいのでは、というアイデアが生まれ、「SMOUT」利用者層に地元の人とのコミュニケーションを促すスタンプラリーが誕生しました。自分の住む地域とは違う地域にも知り合いが増えるということが、関係人口への第一歩です。
また、「まちのコイン」はスタンプラリーで貯めたコインを、その地域で別の体験として使うこともでき、スタンプラリーの体験だけでは終わらない持続的な関係づくりも期待できます。今回の新機能で、訪れたまちを「特別なまち」にする一助になればと考えています。
関係人口とは?
観光でも移住でもなく、自分が住んでいる地域とは別の地域と関わりを持つことを「関係人口」といいます。例えば、「二拠点生活をしている」「地域投資をしている」「他地域でのボランティアをしている」「ふるさと納税をしている」などです。日本全体の人口減少が進んでいく中、関係人口を増やしていくことは地域の活性化に繋がると期待されています。
出典:総務省 関係人口ポータルサイト「関係人口とは」https://www.soumu.go.jp/kankeijinkou/about/index.html
参考
・関係人口が多い地域は、のちに移住者が増えていく傾向にあります
出典:国土交通省 令和3年「関係人口の実態把握」https://www.mlit.go.jp/kokudoseisaku/content/001391466.pdf
まちのコインについて
コミュニティ通貨サービス「まちのコイン」の利用方法と特長
「まちのコイン」はひと・まち・地球にうれしい体験で地域をつなげるコミュニティ通貨(電子地域通貨)サービスです。本通貨を活用することで、 地域内外の人のつながりをつくり、 良好な地域コミュニティ形成が期待できます。「まちのコイン」は、2019年9月に神奈川県「SDGsつながりポイント事業」で採択されて以来、福岡県八女市などこれまでに23の地域(*3)で活用されています。
鎌倉に本社を置く当社は、地域固有の魅力を資本と捉えた「鎌倉資本主義」という考えを発信しています。「まちのコイン」は、「地域社会資本」である地域のコミュニティとの繋がりを促進する、仲間づくりのためのコミュニティ通貨です。人と人とが繋がることで、その地域をもっと好きになり、地域の社会課題の解決や地域経済の活性に貢献することを目指します。
*3 2023年2月現在、神奈川県小田原市・鎌倉市・厚木市・日吉エリア、たまプラーザ地区、東京都下北沢エリア・秋葉原エリア・池袋エリア・渋谷区、長野県上田市、大阪府八尾市、香川県多度津町、高知県高知市、岡山県新庄村、鳥取県智頭町、福岡県八女市・田川市、沖縄県石垣市、新潟県燕三条エリア、滋賀県、京都府丹後エリアの21地域で導入中。東京都大塚エリア、長野県佐久市は終了
【仕組み】
「まちのコイン」アプリをダウンロードし、QRコードを介して、ユーザーがポイントを獲得、利用できます。ユーザーは地域活動などに参加するとポイントを獲得し、獲得したポイントは加盟店等で利用することができます。
*円に換金することはできません。田川市では90日で利用できなくなります。
【特長】
1.まちの個性や課題に合わせた体験設計少子高齢化や自然
環境の保護、移住関係人口の促進やまちの賑わい創出など。そのまちの個性や課題に合わせて、コインを獲得したり利用したりする体験チケットを考え、設定することができます。例えば、海の環境を守りたいまちでは「ビーチクリーンに参加する体験」を提供するなどです。
2.地域内外の人をつなげ、関係人口創出に寄与
地域以外の人でも利用可能です。地域内外の人が一緒に地域活動に参加したり、地域外の人が地元のお店を利用したりすることで、関係人口の創出にも繋がります。
3.ゲーム感覚でSDGsの自分ごと化を促進
参加頻度でボーナスポイントが付与されたり、ポイントが増えるとレベルアップしたりと、ゲームのように楽しみながら、自然と地域活動に参加する機会を創出します。後からまちのコインの「活動履歴」をみることで、自分の行動がどのSDGsのゴールにつながっているか振り返ることもでき、SDGsの自分ごともつながります。
4.経済活動の活性化
「まちのコイン」は地域のお店など「スポット」にユーザーが訪問してつかうサービスです。「お金で買えないうれしい体験」を通して、店主とユーザーとの距離が縮まり、常連やファンにつながるという効果の他、来店機会が増えることで法定通貨の消費行動自体も促し、結果として経済効果が期待できます。
5.持続可能な仕組み
IT時代・スマホ時代の電子通貨なので、以前からある紙の地域通貨よりも比較的低コストでの運営が可能です。また、法定通貨への換金性がないため、原資も不要です。コインには有効期限が定められており、一定期間使わないでいると回収され、再度まちの中に再配布され循環する仕組みも、持続可能な運営につながる大きな特長のひとつです。
移住・関係人口促進のためのマッチングサービス「SMOUT」について
SMOUT(スマウト)は移住に興味のある人や地域とつながりたい人と、地域の人とをマッチングするWebサービスです。
関わる地域や移住先を決めるポイントは、行政の支援や立地だけではありません。私たちは「人とのつながり」がいちばんの後押しになると考えました。地域の人から「うちに来なよ」と声をかけられると、地域への訪問や移住への一歩を踏み出してくれるかもしれません。SMOUTは、地域の人と地域に関わりたい人をつなぐ、デジタルプラットフォームです。
2018年6月のサービス開始以来、876市区町村、4万7千人以上の一般ユーザー登録者に増加(2023年1月31日時点)。
・「移住」や「地域」に興味のあるユーザーができること
地域に興味のある人は、主に2つの機能で地域を知り、つながることができます。1つ目は「プロジェクト」。プロジェクトは、「求人」「暮らし」「空き家」「体験」など、地域のオリジナリティーあふれる切り口で、自治体などの地域が企画・制作した情報です。プロジェクトでは、地域おこし協力隊の募集や、お試し住宅、現地ツアーの参加募集、地元の人や移住した先輩とオンラインでお話しする機会の提供までさまざまです。2つ目は「スカウト」です。自分のプロフィールを「SMOUT」に登録しておくと、興味のある地域からスカウトが届き、地域の人と直接メッセージのやりとりができるようになります。
・「移住」や「関係人口」を増やしたい地域ができること
一方、地域側には主に4つの機能があります。「プロジェクト」として地域の情報を掲載できるほか、地域に興味を持ってくれた人や相性の良さそうな人を見つけたら「メッセージ機能」や「スカウト機能」で、ダイレクトに双方向のコミュニケーションが可能です。また、地域の活動状況やユーザーからのリアクションをグラフとして可視化したり、公開したプロジェクトへのユーザー属性や関心度を分析したりできるダッシュボード機能や、つながったユーザーの一元管理も可能です。デジタルプラットフォームである本サービスが今後も各地域のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進をサポートしながら、関係人口拡大を促していきます。
「SMOUT」公式サイト:https://smout.jp
興味・関心を集めている人気移住地域ランキング「SMOUT移住アワード」
各地域のプロジェクトに対してユーザーがファボ(興味ある)を押した数を集計し、その年の人気移住地域を決める「SMOUT移住アワード」も実施しています。発表は、上半期と総括、年に2回です。
(最新)「移住アワード2022上半期」カヤック公式サイト:
https://www.kayac.com/news/2022/10/smout_award2022_firsthalf
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株式会社カヤック概要
固定概念にとらわれない発想力・企画力、形にしていく技術力を強みに、ゲームアプリや広告・Webサイト制作を始め、コミュニティ通貨、移住・関係人口促進など最新テクノロジーとアイデアを掛け合わせた新しい体験をユーザーに提供しています。社員の9割がデザイナーやプログラマーなどのクリエイター人材で「つくる人を増やす」を経営理念に多様性を生かしたユニークな人事制度や経営を行なっています。
設立 :2005年1月21日
代表者 :代表取締役 柳澤大輔 貝畑政徳 久場智喜
所在地 :神奈川県鎌倉市御成町11-8
事業内容 :日本的面白コンテンツ事業
URL :https://www.kayac.com/
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