ユビキタスが反発、エイムの子会社化を好感

　ユビキタス＜3858.T＞が反発、一時前日比６４円高の１１９５円まで買われている。同社は１４日の取引終了後、エイム（栃木県さくら市）を子会社化することを発表、これを好感する動き。エイム社は、組込みソフトウエア、ウェブ系、サーバー系のスキルの高いエンジニアを擁し、ユビキタスとは７年間の取引実績がある。また、車載機器メーカーなど大手企業向けの豊富な受託開発の実績に加え、自社開発製品の販売実績を有している。今回の子会社化により、車載機器メーカーなどへの両社の製品、サービスの拡販効果などが期待できる。

　また、同社はマゼランシステムズジャパン（兵庫県尼崎市）が実施する１株当たり３０万円、発行株式数２００株の第三者割当増資を引受けることも発表している。マゼラン社は、精密な位置情報を得ることを可能とする超高感度・超高精度位置測位技術を有しており、農業機械や建設機械の自動運転などの適用可能な技術として注目されている。マゼラン社の技術とユビキタスのＩｏＴを実現するプラットフォーム「ｄａｌｃｈｙｍｉａ（ダルキュミア）」との組み合わせにより、クラウドを活用した高精度位置測位ソリューションの提供が実現可能となる。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）