ユビキタスが大幅続伸、第１四半期赤字継続もアク抜け感、「当初見込みやや上回る」

　ユビキタス<3858.T>が大幅続伸。１４日の取引終了後に発表した１５年３月期の第１四半期（４～６月）単独決算は、売上高１億２６００万円（前年同期比２２．７％増）、営業損益１億３７００万円の赤字（前年同期１億５５００万円の赤字）、最終損益１億２９００万円の赤字（同１億６１００万円の赤字）と営業赤字が継続したが、株価は８月に入り下落が続いていただけに、アク抜け感台頭から出直りに向かっているようだ。データベース関連で複数の大口顧客からのロイヤルティー収入を獲得したことで、組込ソフトウエア事業が好調に推移した。研究開発費などの伸びで営業赤字が継続したが、「当初の見込みよりやや好調に推移している」（会社側）としており、これを好感する向きもある。
　なお、通期業績予想は売上高８億円（前期比４．６％増）、営業損益３億５０００万円の赤字（前期４億４１００万円の赤字）、最終損益３億５３００万円の赤字（同５億４９００万円の赤字）の従来予想を据え置いている。

ユビキタスの株価は１４時２２分現在１２７２円（△８４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）