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日経平均株価
始値 27258.45
高値 27627.60(14:31)
安値 27203.33(09:45)
大引け 27588.37(前日比 +66.11 、 +0.24% )
売買高 10億8096万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆6447億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反発、朝安後に切り返しプラス圏浮上
2.米株安を受け前場は一時300円超の下げをみせる場面も
3.FOMCを目前に、FRBの金融引き締め強化に警戒ムード
4.半導体関連の主力値がさ株が買い戻され全体流れ変わる
5.米株先物が堅調に推移したことも、心理改善につながる
■東京市場概況
前週末の米国市場ではNYダウは前日比450ドル安と6日続落した。FRBの早期の金融引き締めが米景気の減速につながるとの見方が強く、景気敏感株やハイテク株が売られた。
週明けの東京市場では、日経平均株価は前週末の米株急落を受け朝方はリスク回避の売りが優勢だったが、その後は下げ渋り後場はプラス圏に切り返した。
24日の東京市場は、売られ過ぎの反動で主力銘柄を中心に買い戻しが優勢となった。前週末の米国株市場ではFOMCを前にFRBの金融引き締めスタンスが予想よりも強いものになるのではないかという思惑がリスク回避ムードを助長し、主要株指数が揃って大幅安、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は週間で約8%の急落をみせた。東京市場でも半導体などをはじめハイテクセクターに売りがかさみ、朝方は300円超の下げをみせたが、その後は値ごろ感からの押し目買いが入りプラス圏に転じた。半導体関連の主力値がさ株が買い戻され全体指数を押し上げた。取引時間中は米株価指数先物が堅調に推移していたことも市場センチメントを強気に傾けた。東証1部全体の7割の銘柄が上昇した。なお、売買代金は2兆6000億円台にとどまった。
個別では、朝安の東京エレクトロン<8035>やレーザーテック<6920>などがプラス圏に切り返したほか、日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運株が強く、ファーストリテイリング<9983>も買いが優勢だった。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも頑強な値動き、INPEX<1605>も値を上げた。キャリアリンク<6070>が商いを伴い大幅高となったほか、サイバーコム<3852>、ピーバンドットコム<3559>も値を飛ばした。
半面、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、ソニーグループ<6758>も冴えない。任天堂<7974>が安く、日本電産<6594>、HOYA<7741>なども値を下げた。SHIFT<3697>、ベイカレント・コンサルティング<6532>が売られ、富士通<6702>も下落。三井海洋開発<6269>がストップ安となり、三井E&Sホールディングス<7003>も急落した。Gunosy<6047>、東京製鐵<5423>も大幅安となった。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、ファストリ <9983> 、アドテスト <6857> 、エムスリー <2413> 、セコム <9735> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約84円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、リクルート <6098> 、テルモ <4543> 、バンナムHD <7832> 、オムロン <6645> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約51円。うち28円はSBG1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は21業種。上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)海運業、(3)銀行業、(4)ガラス土石製品、(5)繊維製品。一方、下落率の上位5業種は(1)証券商品先物、(2)精密機器、(3)その他製品、(4)陸運業、(5)空運業。
■個別材料株
△テクマト <3762>
子会社NOBORIが同業のPSPと合併。
△ラック <3857> [JQ]
野村総研 <4307> と資本・業務提携。
△AGC <5201>
「21年12月期営業利益は会社計画上回る2050億円程度」との報道。
△リョービ <5851>
21年12月期営業損益は赤字幅縮小に上振れ。
△レントラクス <6045> [東証M]
12月度取扱高56%増を好感。
△アイホン <6718>
コロナ下での非対面ニーズや電子商取引拡大が追い風。
△ヒュウガプラ <7133> [東証M]
介護テックの中堅上場企業の1社として紹介される。
△松屋R&D <7317> [東証M]
オムロン <6645> と3D縫製ロボットを共同開発。
△エイシアンS <8946> [JQ]
株主優待制度を導入へ。
△ミニストップ <9946>
韓国子会社を300億円強で売却へ。
▼三井E&S <7003>
22年3月期最終損益予想を下方修正。
▼三井海洋 <6269>
21年12月期の損失拡大及び減配見通しを発表。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)サイバーコム <3852> 、(2)PバンCOM <3559> 、(3)キャリアL <6070> 、(4)Sサイエンス <5721> 、(5)ユーグレナ <2931> 、(6)トレファク <3093> 、(7)昭文社HD <9475> 、(8)ワイエイシイ <6298> 、(9)ミクニ <7247> 、(10)駒井ハルテク <5915> 。
値下がり率上位10傑は(1)三井海洋 <6269> 、(2)三井E&S <7003> 、(3)飯田GHD <3291> 、(4)Gunosy <6047> 、(5)オープンドア <3926> 、(6)東京製鉄 <5423> 、(7)エイトレッド <3969> 、(8)NCHD <6236> 、(9)テノ.HD <7037> 、(10)ダントーHD <5337> 。
【大引け】
日経平均は前日比66.11円(0.24%)高の2万7588.37円。TOPIXは前日比2.69(0.14%)高の1929.87。出来高は概算で10億8096万株。東証1部の値上がり銘柄数は1527、値下がり銘柄数は582となった。日経ジャスダック平均は3662.65円(1.37円安)。
[2022年1月24日]
株探ニュース
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