ネクスジェン、今期経常を一転80％減益に下方修正

　ネクストジェン <3842> [ＪＱＧ] が3月25日大引け後(16:30)に業績修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の2億円→2500万円(前期は1億2800万円)に87.5％下方修正し、一転して80.5％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4億7200万円→2億9700万円(前年同期は3億4800万円)に37.1％減額し、一転して14.7％減益計算になる。

　※業績予想がレンジで開示されている場合は、レンジの中央値に基づいて記事を作成しています。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　平成30年３月期通期の売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益については、いずれも平成30年５月11日に公表した業績予想のレンジの下限を下回る見込みであります。なお、年度末にかかる案件の納品後においては、顧客側での検収に時間を要する可能性があるため、引き続きレンジ形式による業績予想開示とさせていただきます。　売上高については、下期に受注を見込んでいた通信キャリア向けの複数の大～中型案件について、入札価格競争の激化などにより計画通りに受注が進捗致しませんでした。これらの挽回策として、エンタープライズ向け製品・サービス案件の獲得を進めておりましたが、その落ち込みをリカバリーするのが困難な見込となったことから、業績予想数値のレンジを下方修正いたします。　また、これに伴い利益面においては、利益率の高い通信キャリア向けの製品販売の落ち込みの影響により、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益の予想レンジを下方修正いたします。　なお、期末配当につきましては上記の状況を踏まえ、前回予想と同様に未定といたします。※業績予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。