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<話題の焦点>=話題沸騰の新資金調達手法「ICO」、仮想通貨絡み注目度急上昇

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/10/12 12:10
 「ICO(イニシャル・コイン・オファリング)」と呼ばれる新たな資金調達手法が世界的な関心を集めている。ICOはビットコインやイーサリアムなど仮想通貨を活用することで、急速に普及しており、海外では100億円規模の調達に成功した例がある。また、日本でもICOに積極的に取り組む企業が出始めている。

 ICOは企業が独自の「トークン」などを発行して資金調達を行う。世界的に近年、急速に広がり、日本では仮想通貨取引所を運営するテックビューロ(大阪市)がICOプラットフォーム「COMSA」を開設。COMSAのICOはすでに資金調達金額は80億円超に達している。COMSAでは当初、クラウドファンディングのキャンプファイヤー(東京都渋谷区)やプレミアムウォーターホールディングス<2588.T>がICOに名乗りを上げていたが、キャンプファイヤーの資金調達は中止され、プレミアムウォーターもトークン発行に関して再度検討している。

 ICOに関しては海外では規制強化の動きも出ており毀誉褒貶(きよほうへん)が高まる状態。そんななか、メタップス<6172.T>には、韓国子会社による仮想通貨の取引所開設や「COMSA」でのICO実施への観測があり市場の関心を集めている。

 また、ULSグループ<3798.T>はQUOINE社(東京都千代田区)がICOにより発行する独自通貨のブロックチェーン開発に関する覚書を締結した。モーニングスター<4765.T>はICOの格付けを月内にも始めると報道されている。テックビューロのCOMSAにはパートナーとしてインフォテリア<3853.T>フィスコ<3807.T>、カイカ<2315.T>などが参加している。

 また、ビットコインなど仮想通貨に関しては、マイニング(採掘)事業に参入するGMOインターネット<9449.T>の動きにも注目したい。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ
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