ドリコム、今期経常を8％下方修正

　ドリコム <3793> [東証Ｍ] が3月26日大引け後(15:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常損益を従来予想の6億円の黒字→5.5億円の黒字(前期は13.4億円の赤字)に8.3％下方修正した。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の4.5億円の黒字→7億円の黒字(前期は17.1億円の赤字)に55.6％上方修正した。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の3億円の黒字→2.5億円の黒字(前年同期は5.2億円の赤字)に16.4％減額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　「１. 特別利益（関連会社株式売却益）の計上」及び「２. 特別損失（減損損失）の計上」で記載の特別利益及び特別損失の計上を受け、親会社株主に帰属する当期純利益が前回予想を上回る見通しとなりました。なお、開発中であった新規タイトルでクオリティ追求のためにリリース時期を後ろ倒ししたことから、費用が想定を上回り、営業利益及び経常利益については、前回予想を下回る見通しです。１．特別利益（関連会社株式売却益）の計上当社は、2020年１月31日付「持分法適用関連会社の株式譲渡に関するお知らせ」にて公表いたしました、当社の（持分法適用）関連会社である株式会社BXDの全株式（普通株式）を株式会社バンダイナムコエンターテインメントに売却することにつきまして、本日開催の取締役会において株式譲渡契約を締結することを決議いたしました。この売却により、2020年３月期の連結決算において約730百万円を特別利益（関連会社株式売却益）として計上する見込みです。２．特別損失（減損損失）の計上当社は、本日開催の取締役会において、開発中のゲームアプリ１本につき、開発パートナー企業と開発を終了する契約を締結することを決議いたしました。また、現在運用中のゲームアプリ1本について、将来収益の再評価を行い、当該ゲームアプリに関連する資産の一部を減損処理することといたしました。これらを受け、2020年３月期において特別損失（減損損失）として約480百万円を計上する見込みです。