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*13:07JST オプティム Research Memo(7):2024年3月期第2四半期はストック売上が順調に成長
■業績動向
1. 2024年3月期第2四半期業績の概要
オプティム<3694>の2024年3月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比5.6%増の4,384百万円、営業利益が同33.1%増の762百万円、経常利益が同29.9%増の671百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同31.9%増の394百万円となり、創業来24期連続となる過去最高売上高達成に向けて順調に折り返した。
売上高は、モバイルマネジメントサービスの中核となる「Optimal Biz」、X-Techサービスの中核となる「OPTiM Cloud IoT OS」を中心とし、ストック売上が特に順調に推移した。「Optimal Biz」については、社会のDX浸透や端末の増加を背景にして、オフィス・業務端末・テレワークを中心に様々なシーンで需要が拡がった。「OPTiM Cloud IoT OS」を土台としたキラーサービス化を目指す領域では、建設業界向け3次元測量アプリ「OPTiM Geo Scan」のライセンス数が順調に積み上がった。フロー型の売上では、「マーケティングDX」における売上が好調に推移した。
利益については、売上総利益率が同1.0ポイント上昇したのに加え、販管費率では同2.6ポイント低下し、これらの結果、営業利益率は同3.6ポイント上昇の17.4%となった。営業利益で同33.1%増と大幅な増益である。全般的には、将来への先行投資をしっかり行いつつ、高い収益性を維持しており、順調な推移と評価できる。
極めて安全性の高い財務状況。将来的なM&A等にも余力を残す
2. 財務状況と経営指標
2024年3月期第2四半期末の資産合計は前期末比317百万円増の8,536百万円となった。流動資産は同140百万円増の3,888百万円であったが、これは受取手形、売掛金及び契約資産が541百万円減少した一方で、現金及び預金が581百万円増加したことが主な要因である。固定資産は、ソフトウェアが387百万円増加したことなどにより、同177百万円増の4,647百万円となった。なお、現金及び預金の残高は2,022百万円とさらに充実した。
負債合計は前期末比67百万円減の1,962百万円となった。これは、支払手形及び買掛金が182百万円減少したことなどにより、流動負債が同68百万円減少したことが主な要因である。固定負債は同0百万円増の139百万円と大きな変化はなかった。純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が394百万円増加したことなどにより、同385百万円増の6,574百万円となった。
安全性に関する経営指標については、流動比率が213.3%、自己資本比率が75.9%となっており、財務の安全性は極めて高い。現預金残高の充実や借入金の少なさなどから、M&A案件などがあった場合に積極的に獲得に乗り出せる財務体質であると言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<SI>
1. 2024年3月期第2四半期業績の概要
オプティム<3694>の2024年3月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比5.6%増の4,384百万円、営業利益が同33.1%増の762百万円、経常利益が同29.9%増の671百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同31.9%増の394百万円となり、創業来24期連続となる過去最高売上高達成に向けて順調に折り返した。
売上高は、モバイルマネジメントサービスの中核となる「Optimal Biz」、X-Techサービスの中核となる「OPTiM Cloud IoT OS」を中心とし、ストック売上が特に順調に推移した。「Optimal Biz」については、社会のDX浸透や端末の増加を背景にして、オフィス・業務端末・テレワークを中心に様々なシーンで需要が拡がった。「OPTiM Cloud IoT OS」を土台としたキラーサービス化を目指す領域では、建設業界向け3次元測量アプリ「OPTiM Geo Scan」のライセンス数が順調に積み上がった。フロー型の売上では、「マーケティングDX」における売上が好調に推移した。
利益については、売上総利益率が同1.0ポイント上昇したのに加え、販管費率では同2.6ポイント低下し、これらの結果、営業利益率は同3.6ポイント上昇の17.4%となった。営業利益で同33.1%増と大幅な増益である。全般的には、将来への先行投資をしっかり行いつつ、高い収益性を維持しており、順調な推移と評価できる。
極めて安全性の高い財務状況。将来的なM&A等にも余力を残す
2. 財務状況と経営指標
2024年3月期第2四半期末の資産合計は前期末比317百万円増の8,536百万円となった。流動資産は同140百万円増の3,888百万円であったが、これは受取手形、売掛金及び契約資産が541百万円減少した一方で、現金及び預金が581百万円増加したことが主な要因である。固定資産は、ソフトウェアが387百万円増加したことなどにより、同177百万円増の4,647百万円となった。なお、現金及び預金の残高は2,022百万円とさらに充実した。
負債合計は前期末比67百万円減の1,962百万円となった。これは、支払手形及び買掛金が182百万円減少したことなどにより、流動負債が同68百万円減少したことが主な要因である。固定負債は同0百万円増の139百万円と大きな変化はなかった。純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が394百万円増加したことなどにより、同385百万円増の6,574百万円となった。
安全性に関する経営指標については、流動比率が213.3%、自己資本比率が75.9%となっており、財務の安全性は極めて高い。現預金残高の充実や借入金の少なさなどから、M&A案件などがあった場合に積極的に獲得に乗り出せる財務体質であると言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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