決算マイナス・インパクト銘柄 【東証1部】引け後 … ブイキューブ、日立造、協和キリン (11月1日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証1部の銘柄である。株価が決算発表前日の10月29日から1日の決算発表を経て2日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.2　住友理工 <5191>
　22年3月期の連結最終損益を従来予想の35億円の黒字→43億円の赤字(前期は49.5億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

▲No.4　ティーガイア <3738>
　22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比20.8％減の74.2億円に減り、通期計画の184億円に対する進捗率は40.4％にとどまり、5年平均の46.5％も下回った。

▲No.5　日立造 <7004>
　22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は28億円の赤字(前年同期は24.6億円の赤字)に赤字幅が拡大した。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<3681> ブイキューブ 　東１ 　 -21.92 　 11/ 1　　　3Q　　　 86.18
<5191> 住友理工 　　　東１　　 -9.32 　 11/ 1　　上期　　　　赤縮
<9090> 丸和運機関 　　東１　　 -8.29 　 11/ 1　　上期　　　　1.50
<3738> ティーガイア 　東１　　 -6.90 　 11/ 1　　上期　　　-20.83
<7004> 日立造 　　　　東１　　 -5.06 　 11/ 1　　上期　　　　赤拡

<7271> 安永 　　　　　東１　　 -4.77 　 11/ 1　　上期　　　　黒転
<7214> ＧＭＢ 　　　　東１　　 -4.58 　 11/ 1　　上期　　　　黒転
<4151> 協和キリン 　　東１　　 -4.28 　 11/ 1　　　3Q　　　 -5.19
<6368> オルガノ 　　　東１　　 -3.46 　 11/ 1　　上期　　　 27.99
<7366> りたりこ 　　　東１　　 -3.36 　 11/ 1　　上期　　　 26.83

<9768> いであ 　　　　東１　　 -2.76 　 11/ 1　　　3Q　　　　8.44
<4968> 荒川化 　　　　東１　　 -2.67 　 11/ 1　　上期　　　120.31
<2281> プリマ 　　　　東１　　 -2.66 　 11/ 1　　上期　　　-22.71
<7723> 愛時計 　　　　東１　　 -2.38 　 11/ 1　　上期　　　 41.36
<5703> 日軽金ＨＤ 　　東１　　 -2.17 　 11/ 1　　上期　　　 85.52

<4927> ポーラＨＤ 　　東１　　 -2.14 　 11/ 1　　　3Q　　　 72.76
<4091> 日本酸素ＨＤ 　東１　　 -1.90 　 11/ 1　　上期　　　 46.09
<2282> 日ハム 　　　　東１　　 -1.75 　 11/ 1　　上期　　　 -2.41
<7504> 高速 　　　　　東１　　 -1.73 　 11/ 1　　上期　　　 30.74
<9830> トラスコ中山 　東１　　 -1.24 　 11/ 1　　　3Q　　　 18.38

<6806> ヒロセ電 　　　東１　　 -0.79 　 11/ 1　　上期　　　 58.17
<7575> 日本ライフＬ 　東１　　 -0.65 　 11/ 1　　上期　　　 19.94

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした2日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。
「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース