ポールＨＤが大幅３日続伸、第３四半期は営業利益が２ケタ増益で着地

　ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657.T>が大幅３日続伸で年初来高値を更新している。前週末８日の取引終了後に発表した第３四半期累計（２～１０月）連結決算が、売上高１６７億９０００万円（前年同期比１９．６％増）、営業利益２０億２７００万円（同１８．５％増）、純利益１１億８９００万円（同５３．６％増）と大幅増益で着地したことが好感されている。

　デバッグ・検証事業で、デバッグ、ローカライズ、カスタマーサポート（海外）などのゲームソフトメーカー向けアウトソーシングサービスが拡大したほか、プレイステーション４向けソフトやソーシャルゲームのデバッグが増加した。また、ネットサポート事業では、ネットショッピングサイトなどにおける出品物チェック業務などの受注が増加したほか、厚生労働省から「子どもの預かりサービスのマッチングサイトに係るガイドライン適合状況確認等事業」を受注するなどした結果、収益が改善し業績押し上げに寄与した。

　なお、１８年１月期通期業績予想は、売上高２１９億５１００万円（前期比１１．８％増）、営業利益２４億４２００万円（同１．４％増）、純利益１４億６８００万円（同２５．７％増）の従来見通しを据え置いている。

　同時に、産業用ヘリコプターなど電動無人航空機の自動制御や無人航空機関連機器の企画・研究開発を行うアルタライズ（広島県府中市）と、産業用ヘリコプターなどの電動無人航空機の自動制御を含むソフトウエアのテスト分野で、業務提携するとあわせて発表しており、これも高材料視されているようだ。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）