ボルテージが大幅高で４日続伸している。１１日の取引終了後、今夏に、電子コミック販売ストア「ぼるコミ」及びオリジナル作品レーベル「ｏｔｏｎａ　シンデレラ」のサービスを開始すると発表しており、これが好感されている。

　新たなサービスは、これまで同社が１００タイトル以上の恋愛ドラマアプリの開発運営で培った「女性の心を掴む恋愛ストーリー」「積極プロモーション」「編成の高速ＰＤＣＡ」を生かして展開。「ぼるコミ」は、３０代女性をメインターゲットに良質な作品セレクトとレコメンドを特徴とし、大手出版社作品のほか「ｏｔｏｎａ　シンデレラ」の作品も配信するという。また「ｏｔｏｎａ　シンデレラ」は、オトナ女子向けの読み応えのある恋愛作品を制作し、「ぼるコミ」だけではなく、他社が運営する複数の電子コミックストアでの販売も予定しているという。

　同時に第３四半期累計（１９年７月～２０年３月）連結決算を発表しており、売上高４７億７３００万円（前年同期比１１．８％減）、営業損益２億９００万円の赤字（同１億１４００万円の赤字）となった。なお、２０年６月期通期業績予想は、合理的な予想数値の算定が困難であるとして未定としている。