歯愛メディカル<3540.T>がストップ高。１３日取引終了後、同社が北陸財務局に提出した半期報告書で、著名個人投資家の井村俊哉氏が大株主に浮上したことが判明。これを買い材料視する動きが出たようだ。

　同報告書の「大株主の状況」によると、井村氏は６月末時点で４０万４０００株（自己株式を除く発行済み株数の４．０４％）を保有し、第３位株主になっている。前期の有価証券報告書の同欄では上位１０位以内に入っていなかった。

　同日に発表した１～６月期連結決算は売上高が前年同期比９．５％増の２４３億１６００万円、営業利益が同４４．４％減の９億８３００万円だった。あわせて、同社が６割超を保有する子会社の持ち分をすべて譲渡することを明らかにした。業績への影響は軽微という。