日東網が３日続伸、１５年４月期は営業利益２６％減を予想も株価は調整一巡感

　日東製網<3524.T>が３日続伸。前週末１３日の取引終了後に発表した連結本決算で、１５年４月期は売上高１６５億円（前期比４．３％減）、営業利益６億５０００万円（同２６．５％減）、純利益３億円（同３６．５％減）と減収減益を見込むが、株価は直近１５０円近辺で調整していただけに、調整一巡感によるアク抜け感の台頭から買われているようだ。消費増税前の駆け込み需要の反動に加えて、東日本地区の復興需要が一巡し、特需による定置網の受注減少が予想されることや、養殖生簀部門で新規設置減少を想定した。
　なお、１４年４月期は売上高１７２億４０００万円（前の期比３．６％減）、営業利益８億８４００万円（同４７．９％増）、純利益４億９７００万円（同６３．６％増）と期初予想の売上高１５５億円、営業利益５億５０００万円、純利益２億５０００万円を上回った。消費増税前の駆け込み需要が発生したことに加えて、旋網などの漁網や陸上用ネットなどの粗利益率が改善したことが寄与した。

日東網の株価は１１時３０分現在１５７円（△６円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）