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ビーロットのニュース
■成長戦略・トピック
1. SBI証券と協業で不動産投資型クラウドファンディング事業を計画
ビーロット<3452>は2020年2月、不動産クラウドファンディング等においてSBI証券と協業する業務提携契約を締結した。協業の手始めとして、同社が保有する不動産のうち、良質かつ安定した収益不動産を小口化し、SBI証券と協力しながら不動産投資商品として販売する。対象は、安定した資産形成を志向する富裕層や投資家である。不動産投資型クラウドファンディングは、TATERUやエー・ディー・ワークスなど先行企業があるが、同社では、より安定した資産形成ができる新しい不動産投資市場を創出したい考えだ。現在、具体的な商品設計や物件選定を行っており、早ければ許認可が整う2020年夏頃に第1弾のリリースを行う見込みだ。
SBI証券は、日本におけるオンライン総合証券の先駆者として、業界最低水準の手数料体系、豊富かつ良質な投資時報、リアルタイム取引ツールの提供、魅力ある投資機会(商品)の提供を行ってきた。総合口座数で513万口座、預かり資産残高14.1兆円、個人株式委託売買代金シェア35.2%(いずれも2020年3月期第3四半期累計)と、いずれにおいてもオンライン証券業界トップの地位を築いている。
2. 納骨堂・葬儀場市場に参入。横濱聖苑のリニューアルに着手
同社は、宿泊施設や介護施設等のオペレーショナルアセットを積極的に取得し、計画的に安定収益を生み出す運営会社とパートナーシップを組むことで、資産価値を向上させることを得意としている。2019年5月には、納骨堂事業及び葬儀場事業を行う横濱聖苑の株式50%を取得し、持分法適用関連会社化した。同社は、横浜市営地下鉄ブルーライン「岸根公園」駅より徒歩6分の好立地に所在し、営業開始から45年の実績がある(旧:横浜富士霊廟)。現在、室内墓の増設、外観のリフォーム及び耐震工事を行っており、2020年夏にリニューアルオープンの予定である。リニューアルに当たっては、同社の再生ノウハウをフル活用する。建築・設計においては、世界的な建築家の隈研吾(くまけんご)氏に依頼し、モダンで温もり溢れる空間にする。食事メニューにおいては、イタリアンの匠である落合務(おちあいつとむ)氏、和食の匠である笠原将弘(かさはらまさひろ)氏に監修を依頼し、和・洋・スイーツなどを提供する予定だ。納骨壇数は、2019年5月時点の3,258基から最大1万基に増やす計画だ。相場では1基につき100万円程度の販売価格となる。高齢化社会が進展するなか、市場が拡大するとともに長期安定収入が見込める期待のビジネスである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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1. SBI証券と協業で不動産投資型クラウドファンディング事業を計画
ビーロット<3452>は2020年2月、不動産クラウドファンディング等においてSBI証券と協業する業務提携契約を締結した。協業の手始めとして、同社が保有する不動産のうち、良質かつ安定した収益不動産を小口化し、SBI証券と協力しながら不動産投資商品として販売する。対象は、安定した資産形成を志向する富裕層や投資家である。不動産投資型クラウドファンディングは、TATERUやエー・ディー・ワークスなど先行企業があるが、同社では、より安定した資産形成ができる新しい不動産投資市場を創出したい考えだ。現在、具体的な商品設計や物件選定を行っており、早ければ許認可が整う2020年夏頃に第1弾のリリースを行う見込みだ。
SBI証券は、日本におけるオンライン総合証券の先駆者として、業界最低水準の手数料体系、豊富かつ良質な投資時報、リアルタイム取引ツールの提供、魅力ある投資機会(商品)の提供を行ってきた。総合口座数で513万口座、預かり資産残高14.1兆円、個人株式委託売買代金シェア35.2%(いずれも2020年3月期第3四半期累計)と、いずれにおいてもオンライン証券業界トップの地位を築いている。
2. 納骨堂・葬儀場市場に参入。横濱聖苑のリニューアルに着手
同社は、宿泊施設や介護施設等のオペレーショナルアセットを積極的に取得し、計画的に安定収益を生み出す運営会社とパートナーシップを組むことで、資産価値を向上させることを得意としている。2019年5月には、納骨堂事業及び葬儀場事業を行う横濱聖苑の株式50%を取得し、持分法適用関連会社化した。同社は、横浜市営地下鉄ブルーライン「岸根公園」駅より徒歩6分の好立地に所在し、営業開始から45年の実績がある(旧:横浜富士霊廟)。現在、室内墓の増設、外観のリフォーム及び耐震工事を行っており、2020年夏にリニューアルオープンの予定である。リニューアルに当たっては、同社の再生ノウハウをフル活用する。建築・設計においては、世界的な建築家の隈研吾(くまけんご)氏に依頼し、モダンで温もり溢れる空間にする。食事メニューにおいては、イタリアンの匠である落合務(おちあいつとむ)氏、和食の匠である笠原将弘(かさはらまさひろ)氏に監修を依頼し、和・洋・スイーツなどを提供する予定だ。納骨壇数は、2019年5月時点の3,258基から最大1万基に増やす計画だ。相場では1基につき100万円程度の販売価格となる。高齢化社会が進展するなか、市場が拡大するとともに長期安定収入が見込める期待のビジネスである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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