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日経平均株価
始値 26156.62
高値 26156.62(09:00)
安値 25520.23(11:27)
大引け 25771.22(前日比 -191.78 、 -0.74% )
売買高 11億7784万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆7163億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続落、朝方は買い優勢となるもその後値を崩す
2.円安は追い風材料ながら、FRBの金融引き締めへの警戒感強い
3.米国のリセッション懸念が根強いなか、半導体関連などに売り
4.前引け時点で430円近い下落も、後場は先物主導で下げ渋る
5.東エレクの下げが目立つほか、三菱重など主力株への売り加速
■東京市場概況
前週末の米国市場ではNYダウは前日比38ドル安と小幅に続落した。FRBの急激な金融引き締めによる景気後退への警戒から売りが優勢となった。
週明けの東京市場では、朝方に買い優勢で始まったものの、その後は上値が重く日経平均株価は一時400円以上も下落する場面があった。
20日の東京市場は、前週末の米国株市場でハイテク株に買い戻しの動きが見られたことや、外国為替市場で一時135円台まで円安が進んだことで、取引開始直後に日経平均は反発をみせた。しかし、買いが一巡すると利益確定の売りがかさむ状況となり、日経平均は下値模索の展開に。FRBによる金融引き締め強化の動きを背景に米国ではリセッションへの懸念が高まっており、東京市場でも半導体関連などへの実需の売りが活発化している。日経平均は前引け時点で430円近い下げをみせ、2万5500円台前半まで水準を切り下げた。個別でも前引けはプライム市場全体の85%にあたる銘柄が下落する売り圧力の強い地合いとなったが、後場に入ると先物主導で次第に下げ渋る展開となった。結局190円あまりの下落で取引を終了している。
個別では、東京エレクトロン<8035>が5%を超える大幅安となったほか、レーザーテック<6920>の下げも目立った。信越化学工業<4063>や三井ハイテック<6966>など半導体セクターが軒並み売り叩かれた。売買代金上位の三菱重工業<7011>や日本郵船<9101>が売られ、三菱商事<8058>も軟調、INPEX<1605>も大きく値を下げた。インテリジェント ウェイブ<4847>、国際紙パルプ商事<9274>なども大きく利食われた。エンシュウ<6218>も続急落。
半面、ソフトバンクグループ<9984>が堅調、ファーストリテイリング<9983>も上昇した。トヨタ自動車<7203>が頑強、リクルートホールディングス<6098>も買いが優勢だった。KDDI<9433>、ダイキン工業<6367>なども物色された。サンデン<6444>が高く、新光商事<8141>が人気を集めた。ロードスターキャピタル<3482>、リンクアンドモチベーション<2170>、Gunosy<6047>なども大幅高に買われた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、KDDI <9433>、ファストリ <9983>、ダイキン <6367>、リクルート <6098>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約93円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、信越化 <4063>、TDK <6762>、アドテスト <6857>、日東電 <6988>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約151円。うち88円は東エレク1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は6業種。上昇率の上位5業種は(1)空運業、(2)医薬品、(3)輸送用機器、(4)不動産業、(5)情報・通信業。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)石油石炭製品、(3)鉄鋼、(4)卸売業、(5)機械。
■個別材料株
△ゲンダイ <2411> [東証S]
90万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△セイヒョー <2872> [東証S]
関東圏で製品販路拡大。
△Oak <3113> [東証S]
25年3月期に営業利益15億~21億円目指す中計を評価。
△ロードスター <3482> [東証P]
一部の営業利益増加ランキングでトップに。
△ブイキューブ <3681> [東証P]
NTT <9432> [東証P]のテレワークへの取り組みを材料視。
△窪田製薬HD <4596> [東証G]
「Kubota Glass」を米国で販売開始。
△ワクー <4937> [東証G]
大株主異動で新たな業務展開に思惑。
△コラントッテ <7792> [東証G]
22年9月末株主から株主優待制度を導入。
△新光商 <8141> [東証P]
上限12.47%の自己株取得枠設定。
△JAL <9201> [東証P]
「7月にEBITが単月黒字化へ」との報道。
▼INPEX <1605> [東証P]
WTI先物価格の急落を嫌気。
▼ネクスウェア <4814> [東証S]
東証による信用規制を嫌気。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)サンデン <6444>、(2)新光商 <8141>、(3)LINK&M <2170>、(4)ロードスター <3482>、(5)Gunosy <6047>、(6)アイケイケイ <2198>、(7)ミダックHD <6564>、(8)BEENOS <3328>、(9)CSP <9740>、(10)ODK <3839>。
値下がり率上位10傑は(1)インテリW <4847>、(2)プロレド <7034>、(3)国際紙パルプ <9274>、(4)INPEX <1605>、(5)三菱重 <7011>、(6)エンシュウ <6218>、(7)富山第一銀 <7184>、(8)OATアグリ <4979>、(9)石油資源 <1662>、(10)グッドコムA <3475>。
【大引け】
日経平均は前日比191.78円(0.74%)安の2万5771.22円。TOPIXは前日比16.96(0.92%)安の1818.94。出来高は概算で11億7784万株。東証プライムの値上がり銘柄数は363、値下がり銘柄数は1432となった。東証マザーズ指数は615.35円(5.75円安)。
[2022年6月20日]
株探ニュース
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