決算プラス・インパクト銘柄 … 技研製、プロパスト、パルコ (4月8日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の4月5日から8日の決算発表を経て9日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　技研製 <6289>
　19年8月期第2四半期累計(18年9月-19年2月)の連結経常利益は前年同期比1.8％増の32.5億円となり、通期計画の65億円に対する進捗率は50.0％に達したものの、5年平均の56.9％を下回った。

★No.2　プロパスト <3236>
　19年5月期第3四半期累計(18年6月-19年2月)の経常利益(非連結)は前年同期比44.2％増の8億7100万円に拡大し、通期計画の6億9100万円に対する進捗率が126.0％とすでに上回り、さらに5年平均の62.3％も超えた。

★No.3　パルコ <8251>
　19年2月期の連結税引き前利益は前の期比55.9％減の50.4億円に落ち込んだが、20年2月期は前期比2.1倍の105億円にＶ字回復する見通しとなった。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<6289> 技研製 　　　　東１ 　 +10.56 　　4/ 8　　上期　　　　1.78
<3236> プロパスト 　　ＪＱ　　 +7.80 　　4/ 8　　　3Q　　　 44.21
<8251> パルコ 　　　　東１　　 +2.44 　　4/ 8　本決算　　　107.96
<7487> 小津産業 　　　東１　　 +0.15 　　4/ 8　　　3Q　　　-25.07

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした9日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース