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ダイトウボウのニュース
日経平均は5日ぶり反発。165.80円高の23359.60円(出来高概算5億6000万株)で前場の取引を終えている。
連休明けとなる18日の米株式市場でNYダウは3日続落し、165ドル安となった。アップルが1-3月期の売上高予想を達成できない見込みと発表。新型肺炎が企業業績に与える影響への懸念から売りが出たが、引けにかけて下げ幅を縮めた。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は小幅に続伸し、過去最高値を更新した。東京市場ではアップルの発表を前日に織り込み済みであり、またアップルの株価も警戒されたほど下げなかったことから、本日は買い戻しが先行。日経平均は135円高からスタートすると、中国・上海株や香港株の落ち着いた値動きも安心感につながり、前引けにかけて一時2
3388.77円(194.97円高)まで上昇した。
個別では、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、ソニー<6758>などが堅調。前日売られた半導体関連の東エレク<8035>やアドバンテス<6857>、電子部品の村田製<6981>は軒並み2%超の上昇となった。自己株式の取得・消却を実施すると発表したSUMCO<3436>は3%の上昇。前日に決算発表したトレンド<4704>は朝安後に切り返した。
また、有機薬<4531>はウイルス対策関連との見方が広がり、ストップ高を付けた。一方、トヨタ自<7203>やメガバンク株は小安い。一部証券会社の目標株価引き下げが観測された電通グループ<4324>、配当及び株主優待の権利落ち日となったあさひ<3333>、業績下方修正のミニストップ<9946>は下げが目立ち、ダイトウボウ<3202>などが東証1部下落率上位に顔を出した。
セクターでは、精密機器、ゴム製品、海運業などが上昇率上位。半面、鉄鋼、銀行業、非鉄金属などが下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の70%、対して値下がり銘柄は25%となっている。
本日の日経平均は自律反発の動きとなり、3ケタの上昇で前場を折り返した。前日までの4営業日でおよそ667円下落しており、特に今週に入ってからはクレディ・スイス証券やJPモルガン証券といった外資系証券が株価指数先物を大きく売り越していた。
アップルの発表で新型肺炎が企業業績に与える影響が顕在化してきたものの、なお一時的との見方が根強くあり、アップルの株価も警戒されたほど下げなかった。また、日経平均と同様に前日下げの目立った香港株がやはり反発しており、上述した海外勢が株価指数先物に買い戻しを入れているものとみられる。
個別に見ると、前日は「iPhone」落ち込みの影響が警戒された半導体関連株や電子部品株に加え、新型肺炎による訪日客の減少や外出手控えの影響を受けそうな内需・ディフェンシブ関連株の一角、さらにリスク回避の動きが広がっていた中小型株にも押し目買いが入っているようだ。
ただ、日経平均の戻りは直近4営業日の下落幅の3割ほどもなく、前日高値(23402.01円)にも届いていない。まだ自律反発の域を出ないと言わざるを得ないだろう。景気敏感株の一角は本日も弱く、先行きへの警戒感が根強いことが窺える。本稿執筆時点では香港株の上昇や円相場の下落も一服しており、後場の日経平均はプラス圏でのもみ合いになるとみておきたい。
(小林大純)
<AK>
連休明けとなる18日の米株式市場でNYダウは3日続落し、165ドル安となった。アップルが1-3月期の売上高予想を達成できない見込みと発表。新型肺炎が企業業績に与える影響への懸念から売りが出たが、引けにかけて下げ幅を縮めた。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は小幅に続伸し、過去最高値を更新した。東京市場ではアップルの発表を前日に織り込み済みであり、またアップルの株価も警戒されたほど下げなかったことから、本日は買い戻しが先行。日経平均は135円高からスタートすると、中国・上海株や香港株の落ち着いた値動きも安心感につながり、前引けにかけて一時2
3388.77円(194.97円高)まで上昇した。
個別では、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、ソニー<6758>などが堅調。前日売られた半導体関連の東エレク<8035>やアドバンテス<6857>、電子部品の村田製<6981>は軒並み2%超の上昇となった。自己株式の取得・消却を実施すると発表したSUMCO<3436>は3%の上昇。前日に決算発表したトレンド<4704>は朝安後に切り返した。
また、有機薬<4531>はウイルス対策関連との見方が広がり、ストップ高を付けた。一方、トヨタ自<7203>やメガバンク株は小安い。一部証券会社の目標株価引き下げが観測された電通グループ<4324>、配当及び株主優待の権利落ち日となったあさひ<3333>、業績下方修正のミニストップ<9946>は下げが目立ち、ダイトウボウ<3202>などが東証1部下落率上位に顔を出した。
セクターでは、精密機器、ゴム製品、海運業などが上昇率上位。半面、鉄鋼、銀行業、非鉄金属などが下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の70%、対して値下がり銘柄は25%となっている。
本日の日経平均は自律反発の動きとなり、3ケタの上昇で前場を折り返した。前日までの4営業日でおよそ667円下落しており、特に今週に入ってからはクレディ・スイス証券やJPモルガン証券といった外資系証券が株価指数先物を大きく売り越していた。
アップルの発表で新型肺炎が企業業績に与える影響が顕在化してきたものの、なお一時的との見方が根強くあり、アップルの株価も警戒されたほど下げなかった。また、日経平均と同様に前日下げの目立った香港株がやはり反発しており、上述した海外勢が株価指数先物に買い戻しを入れているものとみられる。
個別に見ると、前日は「iPhone」落ち込みの影響が警戒された半導体関連株や電子部品株に加え、新型肺炎による訪日客の減少や外出手控えの影響を受けそうな内需・ディフェンシブ関連株の一角、さらにリスク回避の動きが広がっていた中小型株にも押し目買いが入っているようだ。
ただ、日経平均の戻りは直近4営業日の下落幅の3割ほどもなく、前日高値(23402.01円)にも届いていない。まだ自律反発の域を出ないと言わざるを得ないだろう。景気敏感株の一角は本日も弱く、先行きへの警戒感が根強いことが窺える。本稿執筆時点では香港株の上昇や円相場の下落も一服しており、後場の日経平均はプラス圏でのもみ合いになるとみておきたい。
(小林大純)
<AK>
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