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シュッピンのニュース
*16:13JST シュッピン---23年3月期増収、カメラ事業・筆記具事業・自転車事業は売上高・利益ともに増加
シュッピン<3179>は10日、2023年3月期決算を発表した。売上高が前期比5.0%増の456.18億円、営業利益が同21.6%減の24.63億円、経常利益が同23.5%減の24.39億円、当期純利益が同23.1%減の16.97億円となった。
カメラ事業の売上高は前年同期比17.3%増の327.21億円、セグメント利益は「AIMD」によって売上総利益率は高水準を維持でき、販売費及び一般管理費の抑制に努めたことで同20.8%増の38.10億円となった。当年度は、AIの積極活用、新たなデジタルチャネルの活用を通じたマーケティング施策等が功を奏し、堅調な成長を果たした。AIMD、AIコンテンツレコメンドといった「One to Oneマーケティング」が引き続き機能し、LINEを活用したマーケティングも強化した。第1四半期には半導体不足や中国のロックダウン等の影響を受け、市場全体での品不足の影響を受けたものの、半導体の需給が改善した第2四半期以降は大型新製品が立て続けて販売・流通され、売上高はこれらの需要を着実に取り込むことで伸長した。
時計事業の売上高は同19.2%減の116.03億円、セグメント損失は1.91億円(前年同期は11.29億円の利益)となった。当年度は、高級時計の価格が国際的に下落し、売上高、利益ともに苦戦した。欧州における地政学リスクの長期化や、各国の金融政策による急激な為替、商品価格の変動等に伴う世界的なインフレの進行等の余波を受け、期中を通じて時計価格は大幅に下落、特に人気商品においては30%強の下落となった。この影響で、同社においても、利益を確保した価格水準での商品販売が困難な状況となった。12月以降は原価を下回る価格水準での販売を行い、在庫水準の削減に努めた。最終的に、収益性の低下による棚卸商品評価損として、3.27億円を売上原価に計上している。本年1月以降は、仕入の抑制や、仕入原価を下回る国内相場に合わせた価格での積極販売等、商品在庫水準の適正化に向けた施策を行った。なお、2月以降の時計価格相場は、緩やかながらも回復の途にある。また、当年度は、レディースブランドサロン「BRILLER」を強化している。スマートフォンサイトの検索機能強化、店舗のリニューアルオープン、ブランドジュエリーの取り扱いを開始した。
筆記具事業の売上高は同12.2%増の4.38億円、セグメント利益は同593.2%増の0.38億円となった。メーカーとの協業によるオリジナル商品の企画・販売は継続実施し、限定品や国内未発売のレアモデルの万年筆等を多数取り揃えるなどで、「KINGDOM NOTE」でしか手に入らない商品ラインナップを充実させ、公式のYouTubeチャンネルを通して筆記具の魅力を広く伝えることにも努めた。買取では価格の見直しを適時行うことで仕入量が増加、あわせて商品化を進め、新着商品のWeb掲載数の増量を行っている。また、店舗では売り場改装を実施して生産性の改善を図った。
自転車事業の売上高は同7.8%増の8.54億円、セグメント利益は同36.1%増の0.55億円となった。コロナ禍における生活スタイルの変化と健康志向に伴う自転車需要の高まりも一巡した中で、スマートフォンアプリによる日常的な情報発信や自転車専門サイトでの広告宣伝とECサイト上の様々な営業施策、公式のYouTubeチャンネルでは様々なロードバイクの紹介や楽しみ方などを伝えてきた。また、品揃えの拡充を図ったことで完成車やフレーム等の高額品の販売も好調だった。店舗では世界的に人気が高い日本メーカーのパーツに対する免税需要が高まったことが全体に寄与している。
2024年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比9.7%増の500.28億円、営業利益が同26.8%増の31.22億円、経常利益が同26.8%増の30.92億円、当期純利益が同25.7%増の21.33億円を見込んでいる。
<YI>
カメラ事業の売上高は前年同期比17.3%増の327.21億円、セグメント利益は「AIMD」によって売上総利益率は高水準を維持でき、販売費及び一般管理費の抑制に努めたことで同20.8%増の38.10億円となった。当年度は、AIの積極活用、新たなデジタルチャネルの活用を通じたマーケティング施策等が功を奏し、堅調な成長を果たした。AIMD、AIコンテンツレコメンドといった「One to Oneマーケティング」が引き続き機能し、LINEを活用したマーケティングも強化した。第1四半期には半導体不足や中国のロックダウン等の影響を受け、市場全体での品不足の影響を受けたものの、半導体の需給が改善した第2四半期以降は大型新製品が立て続けて販売・流通され、売上高はこれらの需要を着実に取り込むことで伸長した。
時計事業の売上高は同19.2%減の116.03億円、セグメント損失は1.91億円(前年同期は11.29億円の利益)となった。当年度は、高級時計の価格が国際的に下落し、売上高、利益ともに苦戦した。欧州における地政学リスクの長期化や、各国の金融政策による急激な為替、商品価格の変動等に伴う世界的なインフレの進行等の余波を受け、期中を通じて時計価格は大幅に下落、特に人気商品においては30%強の下落となった。この影響で、同社においても、利益を確保した価格水準での商品販売が困難な状況となった。12月以降は原価を下回る価格水準での販売を行い、在庫水準の削減に努めた。最終的に、収益性の低下による棚卸商品評価損として、3.27億円を売上原価に計上している。本年1月以降は、仕入の抑制や、仕入原価を下回る国内相場に合わせた価格での積極販売等、商品在庫水準の適正化に向けた施策を行った。なお、2月以降の時計価格相場は、緩やかながらも回復の途にある。また、当年度は、レディースブランドサロン「BRILLER」を強化している。スマートフォンサイトの検索機能強化、店舗のリニューアルオープン、ブランドジュエリーの取り扱いを開始した。
筆記具事業の売上高は同12.2%増の4.38億円、セグメント利益は同593.2%増の0.38億円となった。メーカーとの協業によるオリジナル商品の企画・販売は継続実施し、限定品や国内未発売のレアモデルの万年筆等を多数取り揃えるなどで、「KINGDOM NOTE」でしか手に入らない商品ラインナップを充実させ、公式のYouTubeチャンネルを通して筆記具の魅力を広く伝えることにも努めた。買取では価格の見直しを適時行うことで仕入量が増加、あわせて商品化を進め、新着商品のWeb掲載数の増量を行っている。また、店舗では売り場改装を実施して生産性の改善を図った。
自転車事業の売上高は同7.8%増の8.54億円、セグメント利益は同36.1%増の0.55億円となった。コロナ禍における生活スタイルの変化と健康志向に伴う自転車需要の高まりも一巡した中で、スマートフォンアプリによる日常的な情報発信や自転車専門サイトでの広告宣伝とECサイト上の様々な営業施策、公式のYouTubeチャンネルでは様々なロードバイクの紹介や楽しみ方などを伝えてきた。また、品揃えの拡充を図ったことで完成車やフレーム等の高額品の販売も好調だった。店舗では世界的に人気が高い日本メーカーのパーツに対する免税需要が高まったことが全体に寄与している。
2024年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比9.7%増の500.28億円、営業利益が同26.8%増の31.22億円、経常利益が同26.8%増の30.92億円、当期純利益が同25.7%増の21.33億円を見込んでいる。
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