丸善ＣＨＩ、8-10月期(3Q)経常は黒字浮上、未定だった今期配当は19期ぶり2円で復配

　丸善ＣＨＩホールディングス <3159> が12月13日大引け後(15:00)に決算を発表。19年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結経常利益は前年同期比36.0％増の23億円に拡大し、通期計画の24億円に対する進捗率は96.1％に達し、5年平均の82.2％も上回った。

　会社側が発表した第3四半期累計の実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した11-1月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比83.4％減の0.9億円に大きく落ち込む計算になる。

　同時に、従来未定としていた期末一括配当を2円実施し、19期ぶりに復配する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である8-10月期(3Q)の連結経常損益は0.7億円の黒字(前年同期は0.7億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-0.1％→0.2％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社は、株主に対する利益還元を重要な経営課題と認識しており、今後の事業拡大に備えた内部留保を図りながら、業績に応じた配当を行うことを基本方針としております。　当社の配当につきましては、誠に遺憾ながら、第１期（平成23年１月期）から無配の状態が継続しており、当平成31年１月期の期末配当につきましても「未定」としておりました。しかし、今般、第３四半期の決算の状況を踏まえ通期の見込みを精査した結果、株主の皆様への利益還元としての配当を実施できる可能性が高いと判断いたしました。　平成31年１月期期末配当につきましては、１株当たり、普通配当１円と記念配当１円の合計２円の配当を実施する予定といたしました。　株主の皆様には、長期にわたりご迷惑をおかけいたしましたが、これまでのご支援に感謝申し上げるとともに、今後も収益力の向上と財務体質の強化を図り、継続的かつ安定的な配当に向け取り組んでまいりますので、引き続きご理解賜りたくお願い申し上げます。