Ｏａｋが５日続伸、相場活況の恩恵享受し１５年３月期営業利益３．５倍に

　Ｏａｋ　キャピタル<3113.T>が５日続伸と上げ足を強めている。同社は旧ヒラボウでオールドファンには馴染みの深い材料株だが、業態転換が奏功して業績は前期から急回復途上にある。中小企業への新株予約権投資を主力とする投資事業が主力で株式市場活況の恩恵を正面から享受、１６日取引終了後にこれまで非開示だった１５年３月期通期の単独業績見通しを発表したが、売上高は前期比２．２倍の８２億円、営業利益は同３．５倍の２１億円、最終利益は同３．４倍の１８億円と大幅増収増益となる見込み。これを好感する買いが流入している。投資銀行業務である新興市場企業向けのエクイティファイナンスの引き受けが拡大したほか、上場企業向けの成長支援や事業再生に向けた資本政策の支援でも積極的な取り組みが結実、株価上昇に伴うキャピタルゲインの増加が寄与した。また、配当も５日に０６年３月期以来の復配（５円）を決定しており、「復配銘柄は大化けする」との相場格言も株高思惑を助長している。

Ｏａｋの株価は９時４２分現在３４１円（△９円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）