＜話題の焦点＞＝タイガー・ウッズのマスターズ優勝でゴルフ人気再燃か

　米ジョージア州オーガスタで４月１４日、男子ゴルフのメジャー第１戦となるマスターズ・トーナメントの最終ラウンドが行われ、タイガー・ウッズ選手が１４年ぶり５度目の大会制覇を果たした。ウッズ選手のメジャー優勝は１１年ぶりのことであり、かつてトッププレイヤーにまで上り詰めながらケガやスキャンダルに悩まされ、まさにどん底を味わったウッズ選手の復活劇は、日本でも多くのマスメディアによって報じられた。それに伴い、にわかにゴルフ熱が再燃しているという。

　ゴルフ用品市場は成熟期を迎えているが、スポーツ用品分野における市場規模や、スポーツにおけるゴルフの年間平均費用はいずれもトップクラスで経済効果が大きい。また、株式市場では、ゴルフに関連する企業も多く上場している。

　更にゴルフはオリンピック競技として２０１６年のリオデジャネイロ五輪から１１２年ぶりに復活し、２０年の東京五輪でも開催される予定となっている。東京五輪を控えて、今回のウッズ選手のマスターズ優勝で再燃したゴルフ熱が継続する可能性は高く、関連銘柄への関心も続きそうだ。

　関連銘柄としてはゴルフ用品メーカーや量販店はもちろん、日本最大級のゴルフポータルサイトを運営するゴルフダイジェスト・オンライン<3319.T>や、１人でもゴルフ場のオンライン予約ができる「１人予約ランド」を運営するバリューゴルフ<3931.T>、ゴルフ場の運営受託を手掛けるリソルホールディングス<5261.T>などが脚光を浴びそう。また近年、中古ゴルフ用品の市場が拡大していることから、ゴルフ・ドゥ<3032.NG>やトレジャー・ファクトリー<3093.T>なども要注目だ。

出所：minkabuPRESS