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23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:やや内需・ディフェンシブ系の銘柄にシフトしやすい需給状況
■ユビAI、23/3業績予想 営業利益500万円
■前場の注目材料:トヨタ、部品値下げ要請再開、生産回復見込む
■やや内需・ディフェンシブ系の銘柄にシフトしやすい需給状況
23日の日本株市場は、やや買い先行で始まることになり、その後はこう着感の強い相場展開ながら底堅い値動きが見込まれる。22日の米国市場はNYダウが47ドル安だった。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の議会証言を控えた警戒感や景気後退懸念に売りが先行した。上院銀行委員会証言での質疑応答でパウエルFRB議長は、インフレ鈍化を強く公約すると繰り返すと同時に大規模な金融引き締めによる景気後退の可能性を否定しなかった。警戒していたほどタカ派的ではなかったとして、一時上昇に転じる場面も見られたが、根強い景気後退への警戒から引けにかけて下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円高の26195円。円相場は1ドル136円00銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで5日線を上回って終えていることもあり、26000円辺りが心理的な支持線として意識されてくることになろう。寄り付き後は支持線水準を試す動きも想定されるものの、底堅さが見られる局面においては自律反発狙いの動きが継続しやすい。もっとも、東エレク<8035>の弱い値動きが先物主導での売り仕掛け的な動きに繋がっている面もあることから、東エレクの動向を睨みながらの展開になりそうだ。引き続き売り込まれる動きを見せてくるようだと、内需・ディフェンシブ系の銘柄にシフトしそうだ。
また、バイデン大統領がインフレ対処の一環としてガソリン税免除を議会に提案したため、米国ではエネルギー株が弱い動きを見せていた。東京市場においてもエネルギー株への売りが警戒される一方で、エネルギーコストが抑えられるといった見方から、全体としてはプラス材料になるだろう。また、VIX指数は5営業日ぶりに30を下回ってきた。依然として不安レベルではあるものの、ややリスク選好に向かいやすくなったと見られる。
そのほか、昨日のNT倍率は一時14.10倍に低下した。6月6日につけた14.41倍を戻り高値に調整トレンドを継続している。直近のボトム水準まで低下してきたことから、いったんは日経平均型へのシフトも見込まれるものの、内需・ディフェンシブ系の銘柄にシフトしやすい需給状況から、5月9日につけた13.99倍辺りが次第に意識されてくる可能性がありそうだ。
中小型株については短期的な売買が中心であり、東証プライムの売買高が11億株程度と薄商いのなかでは、なかなか資金はシフトしづらいだろう。物色に広がりは期待できず、個別の材料を手掛かりとした物色になりそうだ。なお、本日はホームポジション<2999>、坪田ラボ<4890>、ジャパンワランティサポート<7386>の3社がIPOするため、これら銘柄の一角に資金が向かうことになろう。
■ユビAI、23/3業績予想 営業利益500万円
ユビAI<3858>は2023年3月期業績予想を発表。売上高は前期比4.6%増の21.52億円、営業利益を同93.5%減の0.05億円とした。コンセンサス(1億円程度)を下回る。新たに取組みを開始したビジネスプラットフォーム、ツール製品、Ubiquitous Quickboot海外展開への人材採用を含めた先行投資、社内情報システム整備などにより利益規模は減少する。
■前場の注目材料
・シカゴ日経先物は上昇(26195、大阪比+95)
・VIX指数は低下(28.95、-1.24)
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・コロナ流行下の経済活動正常化
・日銀は金融緩和を長期化
・トヨタ<7203>部品値下げ要請再開、生産回復見込む
・日立造船<7004>スイス子会社とゴミ焼却炉部品を統一化、調達費1割削減
・日野自<7205>EVトラック投入、航続100km、脱炭素へ戦略車種
・伊藤忠<8001>米ルイジアナの住宅用構造材製造事業を買収、280億円
・トヨタ<7203>7月の世界生産80万台、5万台減も単月最高水準
・商船三井<9104>フィリピンに子会社、船舶の効率運航支援
・大同特殊鋼<5471>群馬・渋川工場にVAR新設、高級鋼増産
・ヨロズ<7294>岐阜・輪之内に用地取得、足回り部品工場新設
・クボタ<6326>独ブラベンダーを完全子会社化、重量式フィーダー世界トップへ
・JDI<6740>次世代有機EL「eLEAP」、来年にも量産
・カーバイド<4064>空中ディスプレーで立体感、装置メーカーに技術提案
・武田薬<4502>酵素製剤、希少疾病用薬に指定、MLD治療に効果
・デクセリアルズ<4980>ドイツに技術拠点設立、車載ディスプレー検証、現地社と一貫対応
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし <ST>
■株式見通し:やや内需・ディフェンシブ系の銘柄にシフトしやすい需給状況
■ユビAI、23/3業績予想 営業利益500万円
■前場の注目材料:トヨタ、部品値下げ要請再開、生産回復見込む
■やや内需・ディフェンシブ系の銘柄にシフトしやすい需給状況
23日の日本株市場は、やや買い先行で始まることになり、その後はこう着感の強い相場展開ながら底堅い値動きが見込まれる。22日の米国市場はNYダウが47ドル安だった。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の議会証言を控えた警戒感や景気後退懸念に売りが先行した。上院銀行委員会証言での質疑応答でパウエルFRB議長は、インフレ鈍化を強く公約すると繰り返すと同時に大規模な金融引き締めによる景気後退の可能性を否定しなかった。警戒していたほどタカ派的ではなかったとして、一時上昇に転じる場面も見られたが、根強い景気後退への警戒から引けにかけて下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円高の26195円。円相場は1ドル136円00銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで5日線を上回って終えていることもあり、26000円辺りが心理的な支持線として意識されてくることになろう。寄り付き後は支持線水準を試す動きも想定されるものの、底堅さが見られる局面においては自律反発狙いの動きが継続しやすい。もっとも、東エレク<8035>の弱い値動きが先物主導での売り仕掛け的な動きに繋がっている面もあることから、東エレクの動向を睨みながらの展開になりそうだ。引き続き売り込まれる動きを見せてくるようだと、内需・ディフェンシブ系の銘柄にシフトしそうだ。
また、バイデン大統領がインフレ対処の一環としてガソリン税免除を議会に提案したため、米国ではエネルギー株が弱い動きを見せていた。東京市場においてもエネルギー株への売りが警戒される一方で、エネルギーコストが抑えられるといった見方から、全体としてはプラス材料になるだろう。また、VIX指数は5営業日ぶりに30を下回ってきた。依然として不安レベルではあるものの、ややリスク選好に向かいやすくなったと見られる。
そのほか、昨日のNT倍率は一時14.10倍に低下した。6月6日につけた14.41倍を戻り高値に調整トレンドを継続している。直近のボトム水準まで低下してきたことから、いったんは日経平均型へのシフトも見込まれるものの、内需・ディフェンシブ系の銘柄にシフトしやすい需給状況から、5月9日につけた13.99倍辺りが次第に意識されてくる可能性がありそうだ。
中小型株については短期的な売買が中心であり、東証プライムの売買高が11億株程度と薄商いのなかでは、なかなか資金はシフトしづらいだろう。物色に広がりは期待できず、個別の材料を手掛かりとした物色になりそうだ。なお、本日はホームポジション<2999>、坪田ラボ<4890>、ジャパンワランティサポート<7386>の3社がIPOするため、これら銘柄の一角に資金が向かうことになろう。
■ユビAI、23/3業績予想 営業利益500万円
ユビAI<3858>は2023年3月期業績予想を発表。売上高は前期比4.6%増の21.52億円、営業利益を同93.5%減の0.05億円とした。コンセンサス(1億円程度)を下回る。新たに取組みを開始したビジネスプラットフォーム、ツール製品、Ubiquitous Quickboot海外展開への人材採用を含めた先行投資、社内情報システム整備などにより利益規模は減少する。
■前場の注目材料
・シカゴ日経先物は上昇(26195、大阪比+95)
・VIX指数は低下(28.95、-1.24)
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・コロナ流行下の経済活動正常化
・日銀は金融緩和を長期化
・トヨタ<7203>部品値下げ要請再開、生産回復見込む
・日立造船<7004>スイス子会社とゴミ焼却炉部品を統一化、調達費1割削減
・日野自<7205>EVトラック投入、航続100km、脱炭素へ戦略車種
・伊藤忠<8001>米ルイジアナの住宅用構造材製造事業を買収、280億円
・トヨタ<7203>7月の世界生産80万台、5万台減も単月最高水準
・商船三井<9104>フィリピンに子会社、船舶の効率運航支援
・大同特殊鋼<5471>群馬・渋川工場にVAR新設、高級鋼増産
・ヨロズ<7294>岐阜・輪之内に用地取得、足回り部品工場新設
・クボタ<6326>独ブラベンダーを完全子会社化、重量式フィーダー世界トップへ
・JDI<6740>次世代有機EL「eLEAP」、来年にも量産
・カーバイド<4064>空中ディスプレーで立体感、装置メーカーに技術提案
・武田薬<4502>酵素製剤、希少疾病用薬に指定、MLD治療に効果
・デクセリアルズ<4980>ドイツに技術拠点設立、車載ディスプレー検証、現地社と一貫対応
☆前場のイベントスケジュール
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