ピエトロが大幅高で上場来高値更新、東証１部指定替えで買い人気

　ピエトロ<2818.T>が大幅高で３日続伸、上場来高値更新となった。２４日付で東証２部から東証１部に指定替えとなっており、ＴＯＰＩＸ連動型ファンドの組み入れ需要などを見込んだ投機筋の買いが旺盛だ。前週１７日引け後に東証は同社株を１部指定とすることを発表、これを受けて翌１８日はマドを開けて買われた。その後いったん利食われたもののすぐに切り返し上値指向が鮮明、きょうで日足３陽連の形成が濃厚となっている。

　同社は野菜用ドレッシングを収益の柱とするが夏場の野菜高騰の影響もあって、１６年３月期営業利益は前期比１３％減の５億２０００万円と２ケタ減益となる見通し。ただ、パスタソースやスープ類の新商品投入や冷凍食品にも注力、レストラン事業も売り上げの２７％を占めるなど多角的な経営で中期成長期待は強く、来期は２ケタ増益転換を見込む声が強い。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）