エレマテック Research Memo（11）：2020年3月期は実質12円増配の45円配の計画

■株主還元

エレマテック<2715>は、株主還元について配当によることを基本としている。配当金の額については、業績見通し（短期・中期）、成長投資、キャッシュ・フローなどを勘案しながら、配当性向目標を設定し、それに基づいて配当を実施することとしている。今般、配当性向の目安を、従来の「30%維持」から「40%以上」へと引き上げ、2020年3月期中間配当より適用することを決定した。

同社はまた、配当性向の引き上げと同時に株式分割を発表した。これは2019年6月1日を効力発生日として1株を2株に分割することがその内容となっている。

2020年3月期の配当について同社は、45円配（中間配20円、期末配25円）の配当予想を公表している。2019年3月期の配当実績は66円（中間配30円、期末配36円）だったが、株式分割を調整すると33円となるため、実質的に前期比12円の増配となる。なお、予想1株当たり当期純利益に基づく配当性向は40.5%となる。

（執筆：フィスコ客員アナリスト　浅川裕之）

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