キャリアデザ、今期経常を19％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も20円増額

　キャリアデザインセンター <2410> [東証Ｐ] が7月31日大引け後(16:00)に決算を発表。23年9月期第3四半期累計(22年10月-23年6月)の経常利益(非連結)は前年同期比33.8％増の13.1億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の13億円→15.5億円(前期は11億円)に19.2％上方修正し、増益率が18.1％増→40.8％増に拡大し、従来の5期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の経常利益も従来予想の4.8億円→7.3億円(前年同期は4.9億円)に51.1％増額し、一転して49.0％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の50円→70円(前期は45円)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(3Q)の経常利益は前年同期比33.5％増の5億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の9.3％→11.2％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当事業年度におきましては、売上高は前回の業績予想通りで推移するものの、利益面では、収益性の高いメディア情報事業、人材紹介事業を中心にその他事業の売上高は増加することで、各段階利益は前回の業績予想を大幅に上回る見込みであります。　売上高につきましては、ＩＴ派遣事業では第３四半期累計期間における稼働人数が減少したことで前回予想を下回る見込みではあるものの、新規稼働人数の増加を図るための営業体制の強化及び求人案件の開拓強化や、ＩＴエンジニアを中心とする登録者獲得施策の強化で第４四半期以降は改善する見込みとなっております。また、その他事業では、第３四半期に引き続き「エンジニア」領域と「女性」領域において高い採用需要が継続するとともに、女性エンジニアの取り込みや「関西エリア」「ミドル」領域の拡販、『Direct type』の商品力強化等、中期経営計画の重点施策は順調に進捗していることから、収益性の高いメディア情報事業、人材紹介事業を中心に売上高は前回予想を上回る見込みとなっております。　各段階利益につきましては引き続き、オードリーのお二人を起用した広告宣伝で、typeブランドの認知度・ブランディングの向上を実現していくとともに、より効率的な広告宣伝を実施することで、業績の更なる拡大を進めて参ります。なお、今後の世界経済・情勢を鑑みて柔軟に対応して参りますので、状況に変化が生じた場合には速やかに開示をいたします。 　当社としましては、今期の業績は順調に推移しており、来期以降も高い成長を実現するべく、全社一丸となり尽力して参ります。（注）上記の業績予想は、本資料の発表現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって異なる可能性があります。

　　当社は、株主の皆様に対する利益還元を重要な経営課題と認識しつつ、内部留保充実の必要性と財政状態等を総合的に勘案した上で、経営成績にあわせた利益配分を基本方針として、決定することを方針としております。　2023年９月期の通期業績予想につきましては、本日付「通期業績予想の修正に関するお知らせ」にて公表しましたとおり、各事業および中期経営計画も順調に進捗しており、各段階利益が前回の通期業績予想を上回ったため、これまでの株主の皆様のご支援にお応えするため、普通配当50円に追加して１株あたり５円の特別配当を実施することにいたしました。　加えて、当社は2023年７月８日をもちまして創立30周年を迎えました。これもひとえに、株主の皆様をはじめ、関係各位のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。つきましては、株主の皆様の日頃の温かいご支援に感謝の意を表するため１株当たり15円の記念配当を実施させていただくことといたしました。これらの結果、2023年９月期の期末配当金は、普通配当に特別配当、記念配当を加えた１株当たり70円となる予定であります。　今後におきましても更なる業績の向上と配当金の増額に向けて全社一丸となり高い成長を遂げられるように尽力して参りますので、ご支援賜りますよう宜しくお願い申し上げます。