イナリサーチがＳ高、信州大学と共同でｉＰＳ細胞の心臓への移植試験を実施へ

　イナリサーチ<2176.T>がストップ高カイ気配。同社はこの日、午前９時５分に信州大学医学部循環器内科学教室（池田宇一教授）の柴祐司講師の研究チームとの共同研究により、ＭＨＣ統御カニクイザルを用いたｉＰＳ細胞の心臓への移植試験を行うことを発表、これを好感している。
　カニクイザルの心臓への施術法、今年導入した３ＤマイクロＣＴスキャン装置の測定条件設定といった手法開発が整ったことで、ＭＨＣ統御カニクイザルを使用した再生医療技術開発のための試験が柴研究チームによりイナリサーチのレンタルラボで開始される。現在、心筋梗塞の急性期から生還してもなお、心臓の機能の一部が壊死する事により、後日心不全を発症して命を落とす患者が多く存在する。ｉＰＳ細胞を用いた再生医療技術による今回の移植試験への期待は高い。

イナリーサーチの株価は９時２３分現在７０９円（△１００円）カイ気配

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）