中広、上期経常を一転赤字に下方修正

　中広 <2139> が10月19日大引け後(16:00)に業績修正を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益を従来予想の800万円の黒字→4600万円の赤字(前年同期は3億3400万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
　なお、通期の経常損益は従来予想の1億2000万円の黒字(前期は2億7400万円の赤字)を据え置いた。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2022年３月期第２四半期連結累計期間（2021年４月１日～2021年９月30日）は、新型コロナウイルス感染症の影響について、第１四半期に到来した第４波ののち、いったんは広告需要の回復が見られるなど、当社グループの受注は回復基調にありました。しかし、累計での黒字化を見込んでいた第２四半期において、第５波による緊急事態宣言・まん延防止等重点措置が再発出され、同期末まで延長されるなど、飲食店業界をはじめとする多くの広告主を取り巻く事業環境が厳しさを増したことから、再び広告需要は落ち込みました。　当社グループは今期の経営テーマ「地域にＤＸ化を」に基づく取り組みをすすめ、コロナ禍拡大の状況下にあっても、地域経済の活性化にまい進いたしましたが、当初見込んだ業績からは下振れることが見込まれる結果となりました。　第２四半期の業績結果及び定量・定性分析は今月末の決算短信にて開示予定ですが、実績見込みとして開示できる数字がまとまりましたので、第２四半期（累計）の連結業績予想を修正することとしました。　通期業績予想につきましては、コロナ禍拡大の状況下においても経営テーマに基づく施策を着実にすすめ、９月単月黒字が見込めるなど、上半期の業績見込みの下振れは下半期において解消することが可能と判断していることから、第２四半期決算短信において通期連結及び個別業績予想の変更は予定しておりません。今後、通期業績予想の変更が必要と判断される状況となりましたら、速やかに開示いたします。（注）業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後さまざまな要因によって予想数値と異なる可能性があります。