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国内初、横浜赤レンガ倉庫のイベント等で発生する廃食用油を継続的にSAFに提供

配信元:PR TIMES
投稿:2023/09/13 14:47
国産SAF製造に向け、廃食用油の供給に協力する基本合意書を締結

日揮ホールディングス株式会社(本社:横浜市、代表取締役会長CEO 佐藤 雅之(以下、日揮HD))、株式会社レボインターナショナル(本社:京都市、代表取締役、越川哲也( 以下、レボインターナショナル))、合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY(本社:横浜市、代表者 秋鹿正敬(以下、SAFFAIRE SKY ENERGY))、株式会社横浜赤レンガ(本社:横浜市、代表取締役 五十嵐 光晴(以下、横浜赤レンガ))の4社は、横浜赤レンガ倉庫の館内店舗や主催イベントの会場における使用済み食用油(以下、廃食用油)を、国産の持続可能な航空燃料(SAF) 製造の原料として供給することで、資源の有効活用を通じて気候変動対策への貢献を目指した、循環型社会の実現のために相互に協力する基本合意書を2023年9月13日付で締結しました。 横浜赤レンガは、横浜オクトーバーフェスト、Christmas Market in 横浜赤レンガ倉庫など、年間を通じて数百万人規模となるイベントを開催しています。大規模イベントで発生する廃食用油を継続的にSAFに利用していく取り組みは国内で初めてとなります。


横浜赤レンガは横浜赤レンガ倉庫の館内各店舗や主催イベントの会場で使用した廃食用油を提供いたします。9月30日~10月15日開催予定の「横浜オクトーバーフェスト2023」からスタートし、「Christmas Market in 横浜赤レンガ倉庫」等の今後開催する主催イベントや、館内の各店舗における廃食用油を順次提供いたします。
レボインターナショナルは、横浜赤レンガ倉庫における廃食用油を収集し、SAFFAIRE SKY ENERGYが計画するSAF製造装置向けに引き渡します。SAFFAIRE SKY ENERGYは、2024 年度下期~2025 年度初頭の生産開始を目指し、大阪府堺市で建設中の日本初となる国産 SAF の大規模生産プラントにおいて、レボインターナショナルから引き取った廃食用油を原料としてSAFの製造を行います。日揮HDは、廃食用油を原料とするSAF製造事業に関するサプライチェーンの全体構築を行います。

横浜赤レンガ倉庫は、2022年12月のリニューアルをきっかけに「笑う、サステナブル」をコンセプトに据え、サステナビリティへの取り組みをさらに強化しています。本取り組みは、横浜市をはじめ多くの団体が参加する国内資源循環による脱炭素社会実現に向け設立されたプロジェクト「Fry to Fly Project」に賛同したもので、主導する日揮HDとは脱炭素先行地域「みなとみらい21地区」の参画施設同士として、地元横浜から世界へ向けたサステナブルな施策に貢献します。


日揮HD、レボインターナショナルは、コスモ石油株式会社と共同で国内での廃食用油の収集からSAFの製造・輸送・供給に至るまでのサプライチェーン構築に向けて事業化検討を進め、2022年11月1日付で新会社SAFFAIRE SKY ENERGYを設立し、国内で発生する廃食用油のみを原料とした年間約3万キロリットルのSAFの供給を目指しています。なお、本事業は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)より採択※を受けた助成事業です。
※NEDOホームページ:https://www.nedo.go.jp/koubo/FF3_100312.html


 日揮HDとレボインターナショナル、SAFFAIRE SKY ENERGY、横浜赤レンガとの4社は今回の取り組みを通じて国産SAFが供給できる体制を整えていきます。












     <横浜オクトーバーフェスト>        <Christmas Market in 横浜赤レンガ倉庫>

<SAFとは>
SAF(Sustainable Aviation Fuel)は、廃食用油などを原料とする航空燃料として、従来の航空燃料と比較しCO2排出量を大幅に削減することが可能なエネルギーです。航空機は自動車などと違い電気や水素などの燃料では代替しにくいことからSAFの利用によるCO2排出削減が世界で求められています。
 日本では、国土交通省が2030年時点で国内航空会社による燃料使用量の10%をSAFに置き換える目標を掲げており、さらに2050年には、カーボンニュートラルにすることを目指しています。その実現に向け、国産SAFの原料である廃食用油の安定的な調達が課題となっています。一方でSAFの原料である廃食用油は、年間およそ10万トンが海外に輸出されているといわれており、輸送によりCO2が排出されるだけでなく、国産SAF製造のための貴重な原料流出につながっています。


■Fry to Fly Projectとは

Fry to Fly Projectは、国内資源循環による脱炭素社会実現に向けて、本年4月に活動を開始したプロジェクトです。2023年8月末時点で、49の企業・自治体・団体が賛同しており、個人や自治体、企業がSAFの原料となる、家庭や飲食店など身近なところで発生する廃食用油の提供や取り組みの周知・発信を通じて、日本国内における資源循環の促進に直接参加することのできる場です。Fry to Fly Projectでは、家庭や店舗等から排出される廃食用油の収集を促進し、さらに自治体との連携により廃食用油のSAFへの活用に関する教育活動を実施するなど、日本国内において脱炭素化に向けた資源循環の促進に積極的に参加できる機会の創出を目指しています。


<笑う、サステナブルとは>
株式会社横浜赤レンガは、「笑う、サステナブル」をコンセプトに、さまざまなサステナビリティ活動を推進しています。ちょっと楽しい、ちょっと面白い、ちょっとかっこいい無理をしない赤レンガらしい笑うサステナブルを提案します。地球環境と横浜赤レンガ倉庫に訪れるお客様が重要なステークホルダーであると認識し、事業活動を通じて持続可能な社会の実現を目指します。

サステナビリティの4つの重点項目(マテリアリティ)
1. 地域を活性化すると、街が笑う
2. 集う人が協力し合うと、地球が笑う
3. テクノロジーを活用すると、未来が笑う
4. 働き方を変えると、人が笑う
配信元: PR TIMES
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