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西松建設のニュース

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前週末4日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2022/02/07 05:30

中外薬 <4519>  3,980円 (+177円、+4.7%)

 中外製薬 <4519> が大幅反発。3日の取引終了後に21年12月期決算を発表し、売上収益が前の期比27.0%増の9997億5900万円、営業利益が同40.1%増の4218億9700万円と大幅増収増益で着地。続く22年12月期予想も増収増益路線を維持する見通しを示しており、これを好感した買いが入ったようだ。前期は、主力品の好調や新製品の市場浸透をはじめ、血友病治療薬「ヘムライブラ」に関するロイヤルティー収入の増加などが業績に寄与した。今期については、研究開発に伴う経費増加を見込んでいるものの、主力品や新製品の伸長が引き続き成長を牽引する見通し。

ニコン <7731>  1,322円 (+57円、+4.5%)

 ニコン <7731> が大幅高で5日続伸。3日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を5350億円から5500億円(前期比21.9%増)へ、営業利益を340億円から470億円(前期562億4100万円の赤字)へ、最終利益を290億円から390億円(同344億9700万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。ミラーレスの新製品を含むカメラ・レンズの需給が想定以上に逼迫していることや、FPD・半導体 露光装置ともに装置保守などのサービス関連事業が堅調なことが牽引役となる。また、生物顕微鏡や網膜画像診断機器の販売台数が予想を上回る見込みであることや、活況な半導体市場を背景にEUV関連コンポーネントや光学部品などが想定以上に伸長する見通しであることも寄与する。第3四半期累計(4-12月)決算は、売上高4063億4500万円(前年同期比24.5%増)、営業利益469億5100万円(前年同期367億6200万円の赤字)、最終利益390億7300万円(同234億3400万円の赤字)だった。

ウシオ電 <6925>  1,871円 (+73円、+4.1%)

 ウシオ電機 <6925> が大幅反発。同社は3日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高1500億円(前期比26.5%増)を据え置く一方で、営業利益を110億円から125億円(同16.4倍)へ、純利益を100億円から110億円(前期は6億8700万円の赤字)へ、年間配当予想を26円から50円(前期は26円)へ上方修正すると発表した。フラットパネルディスプレー市場において液晶パネルの生産稼働が引き続き高水準を維持していることによるリプレースランプ販売の増加や、半導体市場における同社製装置の高稼働が続いていることによる保守サービス売り上げの増加から、製品ミックスの改善を見込んでいることなどが上方修正の理由とした。22年3月期第3四半期累計(4-12月)連結営業利益は108億700万円(前年同期は4億900万円の赤字)だった。

西松建 <1820>  3,895円 (+140円、+3.7%)

 西松建設 <1820> が大幅高。4日午前9時ごろ、22年3月期の連結業績予想について、営業利益を210億円から235億円(前期比12.2%増)へ上方修正したことが好感された。国内外の建築事業において、主に上期の工事受注が想定を下回ったことで売上高は3370億円から3195億円(同5.0%減)へ下方修正した。ただ、国内土木事業が概ね順調に進捗していることや設計変更を獲得したことにより完成工事総利益率の改善につながったことが利益を押し上げる。なお、純利益は143億円(同16.7%減)の従来予想を据え置いた。あわせて発表した第3四半期累計(21年4-12月)決算は、売上高2354億900万円(前年同期比5.2%減)、営業利益188億9600万円(同40.4%増)、純利益109億5800万円(同9.4%増)だった。

任天堂 <7974>  58,180円 (+2,030円、+3.6%)

 任天堂 <7974> が大幅反発。3日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆6000億円から1兆6500億円(前期比6.2%減)へ、営業利益を5200億円から5600億円(同12.6%減)へ、純利益を3500億円から4000億円(同16.7%減)へ上方修正し、あわせて870円を予定していた期末配当予想を1080円へ引き上げたことが好感された。半導体部品などの供給不足による「ニンテンドースイッチ」ハード生産への影響を織り込み、販売台数予想を2400万台から2300万台へと引き下げた一方、「ニンテンドースイッチ」向けソフトの販売本数予想を2億本から2億2000万本へ引き上げたことが要因。また、想定為替レートを1ドル=105円から110円へ変更したことも影響する。なお、年間配当予想は1700円(前期2220円)の予定だ。同時に発表した第3四半期累計(4-12月)決算は、売上高1兆3202億円(前年同期比6.0%減)、営業利益4725億5100万円(同9.3%減)、純利益3673億8700万円(同2.5%減)だった。

資生堂 <4911>  6,154円 (+210円、+3.5%)

 資生堂 <4911> が大幅反発。3日の取引終了後、集計中の21年12月期の連結業績について、営業利益が320億円から415億円(前の期比2.8倍)へ、最終利益が300億円から420億円(前の期116億6000万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴い、第4四半期に日本を中心に一部の国・地域の売り上げが想定を下回ったことで売上高は1兆440億円から1兆350億円(前の期比12.4%増)へ下振れた。ただ、プロダクトミックスの好転による原価率改善に加えて、全社で徹底したコストコントロールを進めたことなどから、営業利益は増加した。また、円安に伴い為替差益が増加したほか、構造改革に関連して見込んでいた特別損失が減少する見込みであることも貢献した。

キッコマン <2801>  8,730円 (+250円、+3.0%)

 キッコーマン <2801> が大幅高。同社は4日午前11時30分に、22年3月期第3四半期累計(4-12月)連結営業利益は431億8400万円(前年同期比23.7%増)と発表した。通期計画482億円(前期比15.7%増)に対する進捗率は89.6%に達しており、これも好感されたようだ。国内ではしょうゆ、飲料は前年同期に及ばなかったとしたが、食品、酒類が堅調に推移し、食料品製造・販売事業全体で前年同期を上回る実績となった。海外では食料品製造・販売及び食料品卸売事業ともに好調に推移した。

システナ <2317>  366円 (+10円、+2.8%)

 システナ <2317> が反発。3日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、営業利益を83億円から87億円(前期比8.7%増)へ、純利益を53億7100万円から57億2700万円(同15.1%増)へ上方修正し、あわせて2円50銭を予定していた期末配当予想を3円50銭に引き上げたことが好感された。世界的な半導体不足の影響によりIT機器の調達が困難な状況が続き、ビジネスソリューション事業の売り上げが計画を下回ることから、売上高は661億円から642億3700万円(同5.5%増)へ下方修正した。ただ、その他の事業はソリューションデザイン事業を中心に第3四半期累計業績が計画を上回っており、これが利益を押し上げるという。なお、第3四半期累計(4-12月)決算は、売上高470億3900万円(前年同期比6.0%増)、営業利益63億7100万円(同10.4%増)、純利益41億6400万円(同6.8%増)だった。

ANAHD <9202>  2,603.5円 (+71円、+2.8%)

 ANAホールディングス <9202> が反発。そのほか、日本航空 <9201> も後場上げ幅を拡大した。今月末を期限とする水際対策の緩和について、4日午前の衆議院内閣委員会で山際大志郎新型コロナ対策相が前向きな検討を進めていると語ったことを受けて、近々緩和に関する方針が示されるとの思惑が強まったようだ。

武田 <4502>  3,384円 (+59円、+1.8%)

 武田薬品工業 <4502> が上伸。3日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を3兆3700億円から3兆5100億円(前期比9.8%増)へ、営業利益を4880億円から5150億円(同1.1%増)へ、純利益を1843億円から2425億円(同35.5%減)へ上方修正したことが好感された。実質的な売上高の4割強を占める14のグローバル製品が好調に推移し業績を牽引していることに加えて、想定為替レートを1ドル=108円から111円へ見直したことが要因としている。なお、第3四半期累計(4-12月)決算は、売上高2兆6957億円(前年同期比11.0%増)、営業利益4624億6300万円(同28.9%増)、純利益2414億1700万円(同34.9%増)だった。

岩谷産 <8088>  5,490円 (+80円、+1.5%)

 岩谷産業 <8088> が反発。同社は4日午後1時に、22年3月期連結業績予想について、売上高を6261億円から6840億円(前期比21.6%増)へ、営業利益を320億円から380億円(同27.8%増)へ、純利益を243億円から270億円(同17.2%増)へ上方修正すると発表した。22年3月期第3四半期累計(4-12月)連結営業利益は258億5300万円(前年同期比76.7%増)だった。総合エネルギー事業において主力商品であるLPガスの輸入価格が上昇傾向で推移。また、産業ガス・機械事業やマテリアル事業について、製造業全般の回復基調により好調に推移しているため、通期計画を上方修正するとした。

INPEX <1605>  1,162円 (+14円、+1.2%)

 INPEX <1605> が3日続伸。そのほか、石油資源開発 <1662> が堅調となった。3日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の3月限が前日2日比2.01ドル高の1バレル=90.27ドルに上昇した。2014年10月以来、7年4ヵ月ぶりとなる90ドル台に乗せた。サウジアラビアなど石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどから構成される「OPECプラス」は2日、3月も現行の増産ペースを維持すると発表。需給がタイトな状況は続くとの見方が広まった。また、ウクライナ情勢の緊迫化も引き続き原油高要因となっている。

日立 <6501>  5,910円 (+58円、+1.0%)

 日立製作所 <6501> が反発。岩井コスモ証券は3日、同社株の投資判断「A」と目標株価8000円を継続した。同社の22年3月期連結営業利益は前期比46.0%増の7230億円と大幅増益の見通し。送配電線設備などのM&A効果やIT関連事業が、半導体不足の悪影響を吸収して業績を押し上げている。特に、収益性の高いITサービス「ルマーダ」を軸に事業構造改革を進めていることを評価。同証券では23年3月期の同利益は8250億円と4期ぶりの最高益を見込んでいる。

※4日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探
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