佐藤渡辺、今期経常を51％上方修正・5期ぶり最高益、配当も40円増額

　佐藤渡辺 <1807> [ＪＱ] が3月23日後場(13:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の18.5億円→28億円(前期は15.6億円)に51.4％上方修正し、増益率が18.2％増→78.9％増に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の11.4億円→20.9億円(前年同期は15.8億円)に83.1％増額し、一転して31.8％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の60円→100円(前期は60円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（１）個別業績予想の修正　売上高につきましては、当期受注工事の受注時期が期初想定よりも遅延したことから前回予想を下回りました。　損益につきましては、工事部門において厳正な原価管理に努めた結果、低利益工事が減少し工事の採算性が向上したことから、営業利益は予想を上回りました。また、経常利益及び当期純利益は、営業利益の増加に加え、子会社から配当金を受け入れたことでそれぞれ予想を上回る結果となりました。（２）連結業績予想の修正　主に上記の個別業績予想の修正により、連結業績予想を修正するものであります。なお、個別業績の損益の増加要因である子会社からの配当金につきましては、連結の業績には影響ありません。

　　当社の利益配分につきましては、経営体質の強化及び将来の事業展開に備えての内部留保の充実等を勘案のうえ、業績に対応し、配当性向も考慮しつつ安定した配当を維持することを基本としております。　2021年３月期の期末配当につきましては、上記の業績予想の修正を踏まえ、当初予想の１株当たり60円から40円増配し、年100円に修正いたします。　なお、本件につきましては、2021年６月に開催予定の第90回定時株主総会において付議する予定であります。（注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成しており、実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。