マサル、前期経常を6％上方修正、配当も25円増額

　マサル <1795> [ＪＱ] が11月8日午前(11:00)に業績・配当修正を発表。18年9月期の連結経常利益を従来予想の3億1000万円→3億2900万円(前の期は4億5900万円)に6.1％上方修正し、減益率が32.5％減→28.3％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益も従来予想の300万円→2200万円(前年同期は3900万円)に7.3倍増額し、減益率が92.3％減→43.6％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の75円→100円(前の期は5→1の株式併合前で16円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　(連結業績予想)建設業界の緩やかな回復基調のなか、連結業績におきましては、子会社の完成工事高が伸びたことにより、営業利益、経常利益、当期純利益いずれも改善する見込みとなりました。(個別業績予想)積極的な受注活動により受注高は増加しましたが、工事の遅れ等により今期完工する現場が少なかったため完成工事高、営業利益、経常利益いずれも前回予想比で減少する見込みとなりました。当期純利益は有価証券の売却益により改善しました。

　利益配分につきましては、株主の皆様に対する利益還元を最も重要な経営課題の一つと位置づけ、業績に裏付けられた利益配分を安定的且つ継続的に行うことを基本方針としております。この基本方針のもと、当期の１株当たり期末配当金（年間配当金）につきましては、１株当たり75円を予定しておりましたが、今回、通期連結業績が当初計画を上回る見込みとなったことから、１株当たり普通配当100円とさせていただきたいと存じます。（注）上記の業績予想は、現時点における入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は様々な要因により予想値と異なる可能性があります。