三井住建道、今期経常を43％下方修正

　三井住建道路 <1776> [東証２] が2月9日後場(14:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比83.1％減の2億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の15.1億円→8.6億円(前期は18.2億円)に43.0％下方修正し、減益率が17.4％減→52.9％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の14.6億円→8.1億円(前年同期は12.5億円)に44.5％減額し、一転して35.1％減益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比75.3％減の1.5億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の7.2％→1.8％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（１）個別業績予想　売上高は受注高が当初予定していた目標に届かず、前回予想を下回る見込みです。利益につきましては、建設事業において、売上高の減少に伴い完成工事総利益が減少する見込みです。製造・販売事業においては、原材料価格の高騰により製造原価のコスト上昇を吸収することが難しい状況となっており利益が低下する見込みであり、営業利益、経常利益、当期純利益が前回予想を下回る見込みです。（２）連結業績予想　連結業績予想につきましては、上記の個別の修正理由を主として前回予想を下回る見込みです。（注）　上記の予想は、発表日現在で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は予想数値と異なる可能性があります。